安愚楽鍋
仮名垣魯文、40代前半。
まさに幕末〜明治維新という激動期。
右上
牛乳=ミルク
乾酪=チース
乳油=バタ
乳の粉=パオタル(パウダー)
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文明開花。西洋の食事を「食べたい」人たちがご来店。
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右上
ビイル=ビール
サンパン=シャンパン
ひとりでまったりと牛肉を堪能している様子。
新しい髪型でしかも洋服姿。
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「牛の雑談」、あぐらをかきながらのおしゃべりの様子。なんだか風刺画のようです。
ということで、文章のほうはさっぱりわからなくても挿絵を眺めているだけで「新しい時代がはじまった」という当時の雰囲気が伝わってきます。
あと、安愚楽鍋のほかに「西洋道中膝栗毛」というお笑いドタバタ旅行記。けっこう笑えます。
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挿絵:河鍋 暁斎(日本画、浮世絵)他
【河鍋 暁斎】
ユーモアと遊び心が感じられる暁斎の浮世絵。
イメージソングの和楽器バンド「浮世heavy life」の曲がよく合っています。
骸骨が三味線を弾いている姿、鬼を蹴り上げる鍾馗、動物の曲芸、など迫力満点!
河辺暁斎について ↓ ↓ ↓