「塩」の役割から考える、塩対応=神対応の法則。|塩対応でつくる人間関係。
塩対応。素っ気なく、おざなりで、相手に不快感を与える対応の仕方。
神対応。感心するほど行き届いた、驚くような愛ある対応の仕方。
両極端にある対応のあり方。
俗世間では、塩対応は嫌われる。
が、"正しさ(義しさ)" が備われば、 塩対応は神対応になります。
Salt is good, but if the salt loses its flavor how will you season it?
Have salt in yourselves, and have peace with one another.
(塩は、ききめのあるものです。しかし、もし塩に塩気がなくなったら、何によって塩気を取り戻せましょう。
あなたがたは、自分自身のうちに塩気を保ちなさい。そして、互いに和合して暮らしなさい。) ___ Mark 9:49-50
塩の持つ力・役割から、人間関係を潤滑させる対応について考えてみましょう。
塩の効果
塩には多くの作用があって、正しく使えば素材が生きます。
「ほっこり柔らかくしてくれる」
野菜を茹でるとき・煮るときに塩を入れることで、ペクチン(細胞をつなぎ合わせているセメントのようなもの)が溶け、柔らかく仕上がります。
「コシを強くする」
小麦粉のグルテン(粘り気)の形成を促し、コシ( 簡単には切れない弾力 )を強めます。
「腐敗・酸化を防止する」
ポリフェノール( 菌ストレスから守る植物性の物質 )のまわりに壁をつくり、食品の劣化を防いでくれます。
「魚介類のぬめりと臭みを取る」
病原体の侵入を防ぐバリアであるぬめりと絡み、浸透圧を高めることで、体内の水分に含まれる魚臭さを水分と一緒に引き出し、ぬめりと臭みが取れます。
「うま味を強調させる」
対比効果により( スイカに塩を振ると甘く感じるような )、一緒に摂取した異なる味を強調させてくれます。
塩は "ちょうどいい加減" で使うことで、素材を大きく生かしてあげられる存在。
素材によって使うべき加減は変わり、少しでも入れすぎると一気に「不味く」なってしまいます。
どの素材にどのくらい入れればいいか、そのストライクゾーンは実に狭いのです。
が、ど・ストライクの加減で使えば、素材の良さを最大限に生かし、「素材」と「食べる人」とを強く結びつけてくれる存在です。
塩対応。世間では嫌われる対応。
だけど、聖書はその「塩対応」をススメています。
ちょうどいい塩加減は、人のココロを和らげ、人と人とを強く結びつけ、人のストレスを癒し、ココロの腐敗を防ぎ、その場の不快感を取り除き、相手の良さを引き立てます。
そしてそれは、まさに神対応となります。
自分の中に塩気を保ち、その人にとってちょうどいい加減で塩対応をしましょう。
それは同時に、自分と人とを強く結ぶ、愛ある神対応となるのです。
ただ、あくまで強すぎず、いい加減の塩っ気でね。
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