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日韓お年玉事情

日本の子どもたちのように韓国でもお正月には親や祖父母、親戚からお年玉をもらう。

韓国では旧正月の連休を迎え、多くの家族が故郷を訪れ、子どもたちはお年玉をもらって喜んでいることだろう。

お年玉は韓国語ではセベットン(새뱃돈)という。セベは新年のご挨拶を意味し、トンはお金のこと。年長者に新年のご挨拶をしていただくお金であり、言葉の通りでわかりやすい。

韓国ではお年玉をあげるのは一般的に子供が高校を卒業するまで、あるいは大学に入るまでとなっているようだが地域によって、その家庭によって様々である。

ところで日韓でお年玉の相場はどうなっているのだろうか。

朝鮮日報が行った調査によるともらう側の小学生は5万ウォン(およそ5000円)くらい欲しいと思い、あげる側は1万ウォン(およそ1000円)が適当と思っているらしい。この落差も面白い。(2000年1月22日付)

実際には小学1−4年までは1万ウォンが最も多く、5、6年生になると5万ウォン程度になるらしい。

中学生は3万から5万が適当とされ、高校生は5万から10万ウォンくらいだという。

日本ではどうだろうか。

知り合いの日本人の70代後半の女性はお一人で年金暮らしだが、孫たち6人に毎年お年玉をあげてきたそうだ。すでに成人して就職した子にはあげていないとのこと。それでもお正月に6人の孫たちがちゃんと挨拶に来るそうだ。お年玉をあげてきた効果があるなあと感じた。孫たちがお年玉をもらう時期が過ぎてもおばあちゃんからもらった愛情はちゃんと記憶に残り、豊かな心の交流が続くのだから。

その女性は孫が小学生の頃は5000円、高校生になったら1万円あげたという。その金額に驚いてしまった。さすが太っ腹です。

韓国のお年玉の風習で最も日本と違うのは親戚のお兄さんが姪や甥にお年玉をあげることだ。しかし、親戚が多く集まるとお年玉が負担になり、田舎に帰省しない(帰省できない)若者もいるそうだ。






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