雲南旅②2019年12月30日・昆明〜大理へ
2019年12月30日、旅行2日目のスタート。
早朝、シンと冷え切った空気の中で身支度し、高鉄と呼ばれる中国の新幹線に乗るため、40分ほど昆明駅までタクシーに揺られた。
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高鉄は基本席を確保し乗るのがベター。今回は決済の便利さからTrip.com経由で友人に予約してもらった。
今回予約開始日(乗車日から28日前)に、席の埋まり方を見て、予約を急ぐことはないと判断したのだが、数日経つとなぜか年末年始の便の多くに「Out of Service」の文字が。売り切れていない様子なのになぜか予約ができない?!
後々中国留学している友人によると、時刻表では存在しても運行調整中で予約状態の列車扱いで、抢票という確実かはわからないけど予約だけ入れられる状態とのこと。
年末年始だから状況が違うのかな?!とドキドキしつつしばし数日待ったら普通に狙っていた8時の便を予約できた。
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本土の人たちは携帯+IDカードでの入場。私たちは窓口でQRコード付きのレシート式の切符を発行してもらい、切符とパスポートを提示しながら構内に入る。(ことあるごとに何度も下車までパスポートの掲示が必要だった。徹底した行動管理!)
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まずローカル臭漂うお店で朝ごはんをゲット。野菜まんとフランクフルト。フランクフルトはちょっぴり甘い中国独特の香辛料(台湾のおでんの練り物にも奴はいる)が主張してきて、唯一苦手なその匂いにギブアップ。私平気だよ!と言ってくださる先輩に食べてもらうという…これだけは中国の食が好きでもどうしても未だ克服できていない。
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出発15分前になるとゲートが開き、各ホームに案内される流れ。待ち時間の椅子が一部電子決済で利用できるマッサージチェアになってて面白かった。
ほぼ日本の新幹線のような席で移動販売のお兄さんにヤクミルクのタブレットの試食サービスなど受けていたら2時間弱で大理に到着!
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下車、なんだか列車の外装が水彩画っぽくて可愛い。到着した大理は抜けるような青空で、空気が美味しい。さっそく駅からのタクシーでサイケな病院に出会う。
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かつて南紹国の首都であった場所であり、白族が多く在住する大理。主となる玉龍雪山に18の山が連なる山峰と、町の真ん中にある大きな湖・洱海、白がベースの壁に絵が描かれた独特な様式を持つ建物たち。今まで訪れた中国の街と全く異なる風景が広がっていた。
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のどかな街で宿のお兄さんのお勧めレストランへ。まずは雲南料理のメッカのようなものを抑えよう!ということで…
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魚のスープ、辛いものが苦手なのでやさしい味のこちら、魚の出汁が沁みます。
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ジャガイモ・ベーコン・グリーンピースの土鍋炊き込み御飯。雲南は中国の米どころ、おこげまで美味しい…
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ジャスミンの花を卵と炒めたこちらは花の匂いがふわっと香る。
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揚げチーズのこちらは砂糖にディップしつつ食べるスタイル。脳が喜ぶカロリー爆弾でした…でもちょっと想像してた味と違ったかな。
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ここでの個人的なベストは「海菜」という青菜の炒め物。洱海でとれるというこの野菜はぬめりけとシャキッとした感触が良い。「中国の料理屋の価値は青菜炒めで決まる」と祖父が話していたことを思い出しながらひたすら美味しい食事をいただく。
それにしても中国の料理は一皿の量が多いので、この先も3人のベストサイズをつかむまでしばらくかかった…
大理での宿は古城晏清山居精品客栈。3人で一泊700RMB程度とかなり高級だけど、市のメインの大理古城に歩いていけることと美しい建物に惹かれて予約。
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いいかんじの路地の手前にあるホテル。とにかく洗練されたセンスに感動したので写真を見てください…一泊だけだったのが本当に心残り。
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この辺りで大理観光編に続く!