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旅先で友人に会う確率がバグってる

え〜!? こんな所で会うなんて偶然だね〜!?

そんな経験が、誰しもあるのではないでしょうか。
もちろん歯並びにもあります。
しかも国内海外問わずあり、なんとなく旅先で友人に会う打率が高いような気がしており…

今回は特に印象に残った、4つのエピソードをご紹介します!


Level 1. 沖縄修学旅行にて、中学の友人と

高校2年生の1月、沖縄へ二泊三日の修学旅行へ行きました。
何が楽しくて真冬の沖縄に…
と思いますが、予算の少ない公立高校だったので妥当な時期なのでしょうね。

初日は戦争遺跡を周り、クタクタになってホテルへ帰ってきたのをよく覚えています。
ホテル入口に小さなお土産コーナーがあったので、明日はここで班の仲間と集合しようと決め、すぐに部屋に引き上げました。
(結局この後、部屋でめちゃくちゃ夜更かししました)

翌朝、眠い目を擦ってお土産コーナーに着くと、なんと私が一番乗り。
やることもないのでぼんやりシーサーと目を合わせていると、後ろから肩を叩かれました。

「おはよう〜」
振り返るとそこには中学時代の友人の姿が!
しかも私が一方的に想いを募らせ、玉砕した男友達…!

もう驚きで心臓バクバクですよ。
というか私の後ろ姿だけ見て、私を認識したの…!?
トゥンク…!!!(好き!!だった!!!)

そんな脳内お花畑の私に、彼も修学旅行で来ていると話をしてくれました。
向こうも公立高校なので、もしかすると都立高校が沖縄に行くとなると、必ず冬の2泊3日になるのかもしれないですね…

私達は昨日来たばかりだよ、と話すと「俺らは3日目」とのこと。
「あー、じゃあ今日帰るんだね?」
「いや? 3泊4日だけど??」
「は??????」

前言撤回。
同じ公立高校でも、予算の違いがあるんでしょうか…
いまだに納得のいかない思い出です…笑


Level 2. 桂浜水族館にて、サークルの先輩と

夫と夏休みに、四国一周旅行へ行きました。
その際、独特なTwitterアカウントに惹かれて、高知県の桂浜水族館へ足を伸ばしました。


そこで見つけたペンギン団地。

めちゃくちゃペンギンがいる

私は団地生まれ団地育ちなので、この展示に大興奮。

こんな感じで大家族が、沢山ひしめき合っていたなぁ…

そんな感傷に浸っていたら、団地の向こうから大きな声で私達の名前を叫ぶ女の人の声が。
団地の狭い公園で遊んでたら、近所のチャリンコに乗ったおばさんに見つかり、大声で呼びかけられる感じです。
(団地生まれの方には伝わると信じてますよ)

いや、でもマジで何事?
2人で顔を見合わせてると、ドタバタと大学のサークルの先輩が走ってきました。

なんと彼女も夏休みを利用して、四国一周を友人としているとのこと。
しかも旅程をよく聞くと、我々とは反対周りのルートでの一周。

高知県、しかも桂浜水族館で会ったのは、かなりの偶然と言えるのではないでしょうか?


Level 3.ドーハにて、高校の友人と

大学4年生の12月に、友人とスペインへ卒業旅行へ行きました。
お金に余裕がないので直行便は使わず、ドーハ経由の安い飛行機でエコノミー症候群と戦いながらの旅行です。

スペインでは沢山飲み食いし、主要な観光スポットを可能な限り回りまくる。
体力のある学生にしか不可能な旅程を乗り越え、泣く泣く帰路につきました。
そしてドーハで乗り継ぎ時間をどうやって過ごそうかと、友人と空港を彷徨っていたその瞬間。

「歯並び~!!」

どう考えても和名な私の名前が、遠くから響き渡ったのです。
幻聴か…?
と思うも、隣の友人にも聞こえていたようで、首を傾げていました。

すると遠くからでかいリュックを背負った、高校の友人が一人で駆け寄ってきたのです。

いやまぁ確かに今の時期は国際便安いし、学生最後の年だから卒業旅行で海外に行く人も多いでしょうよ。
でも数ある旅先の中で「乗継先のドーハでこんにちは!」なんてことある?
しかもこの空港、モノレールが走ってるほどのマンモス空港だし…

ツッコミが追い付かない中、とりあえず彼女も含めた3人で空港で過ごすことに。

どうやら彼女はこれから一人でイタリア旅行をするようで、遠くに見えた私の姿に動揺しつつも声をかけてくれたみたいでした。
これがきっかけで久しぶりに高校の仲が良いメンバーで飲まないか、ということにもなり…

驚き半分、嬉しさ半分のドーハでの再会でした。

その後のLINE



Level 4. 九州の秘境温泉にて、サークルの友人と

これが一番直近の出来事、かつ一番あり得ないだろうと思ったことです。

今年の夏、夫と二人で熊本県阿蘇の奥地にある、黒川温泉に行ってきました。

電車からのアクセスはほぼ不可能。
近くに高速道路もない、いわゆる秘境の温泉です。

どの旅館もこじんまりとしていて大きすぎないのが素敵だと思い、九州へ飛んでレンタカーで宿へ向かいました。

評判に違わず黒川温泉は本当にのんびりとしていて、普段のせわしない生活からの解放感と言ったら!!

行くのはちょっと大変だけど、良質な温泉に浸かって疲れを癒やすためには、むしろこういう人里離れた方がいいよね~。
なんて会話を、夫と宿の食事処でしていたのですが…

なんか、入り口でじたばたしている男の人が…
視界の隅っこにいるなぁ…

正直なところ黒川温泉は、値が張る温泉地帯です。
そういう場所にも、こんな落ち着きのない人が来るのか…
少し呆れつつ、決してそちらを見ない様に俯き箸を進めました。

すると足音が段々こちらに近づいてきたのです。

えぇ…本当に何…?

流石の事態に顔をあげると、そこには大学時代の友人の姿が。

「ちょっと待って噓でしょ?????」

もう驚きを超えて、笑いが止まりませんでした。
彼もあり得ないと思いつつ、大きく手を振ったりして私に合図を送っていたのですが、あまりにも無視されるので近づいてきたとのこと。

しかもさらに彼の部屋番号を見ると、なんとはす向かいの和室!!
食事部屋は半個室になっているのですが、ご飯も仕切りを挟んですぐ隣の席になったため、お互いの会話が丸聞こえ。

もはやサークルの合宿かな??

なんて思いながら写真を撮って、翌朝も一緒にご飯を食べました。
未だに共通の友人との笑いの種です。

インスタのストーリーは大反響



Next to…?

こんな風にあちらこちらで色んな人にばったりと会ってきましたが、私が属するコミュニテイはとても狭いです。

生まれてからずっと東京で育ってきたので、東京以外に友人はほぼいません。
なんなら限界集落みたいな場所で育ったので、幼稚園も小学校も廃校になっている程です。

旅行も毎月行っているという訳でもなく…
むしろコロナのせいで、ここ数年は全然遠出ができていませんでした。

それでもこうやって旅に出ると、なぜか友人に遭遇することが多いのです。
これも何かの縁なのだろうと思い、最近は旅行に行く度
「誰かいないかな~」
と、周りを見回すのがルーティーンになってきました笑

その一方で、旅先で出会う人との縁も大切にしたいと思っていまして…
北海道の足湯で出会ったロシア人とも仲良くなりましたし、福岡に行ったときは電車で居合わせたおばあちゃんから戦隊モノ(?)のフィギュアをもらったりもしています。
(これはまた別の機会で書きたいです笑)

旅先で美しい景色を見たり、美味しいご飯を食べたりするのも最高な経験になるのですが「結局最後は人との繋がりなのかなぁ」と実感する日々です。


さて、次はどこへ行って誰と会おうかな?



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