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千歳市の「サケのふるさと千歳水族館」が30周年!

千歳市の千歳川沿いに立つ「サケのふるさと千歳水族館」が2024年の9月に、開館30年の節目を迎えた。新聞の特集記事が伝えていた。

同水族館は1994年に「千歳サケのふるさと館」として開業。市などが16億円ほどをかけて建設した。来館者数は初年度15万人。翌年度は15.6万人。2年後には27.6万人と増えた。しかし、その後は一転して減少傾向へ。グラフを見ると、10万人を下回った年度もあったようだ。

2015年にリニューアルし、名称も変更した。この年の来館者数は29.1万人に。過去最高を記録した。コロナ禍を経て、20数万人台を確保してきている。

館内入ってすぐにある大水槽は、高さ5m、幅12m、奥行き4m。水量約300トンの大水槽にはブラウントラウトやギンザケ、イトウなど12種類の淡水魚がゆうゆうと泳ぐ姿を見ることができる。館内に設けられた大中小25の水槽で飼育する魚は80種類、約10,000匹に及ぶ。

人気を博するのは、地下2階にある「水中観察ゾーン」である。千歳川の川底を観察できるようになっているだ。延長30mに、縦1m×幅2mの窓が7つ設置されている。春はサケの稚魚が。夏は産卵するウグイを。秋は遡上するサケの群れが、目の前のガラス越しに見ることができる。

水族館の入館者数とサケ捕獲数の推移

水族館に隣接するサケの捕獲施設「インディアン水車」は、(一社)日本海さけ・ます増殖事業協会が管理する。サケの捕獲数推移のグラフを見ると、7〜8年ごとに増減を繰り返しているようにも読み取れる。千歳市でサケふ化放流事業が始まったのは、1888(明治21)年。以来、140年近くもサケが日本海から遡上する川になっている。

水族館がある一帯には道の駅「サーモンパーク千歳」もある。サケを「見て・食べて・買える」環境になっている。行ってみてほしい。

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