おりものシートについて話したい
おりものシートって、知らない人は全く知らないものの一つじゃないかと思う。
生理じゃない時に使う薄いナプキンで、色々な要素で下着が濡れるのを防ぐためのものだ。
ちなみに私が愛用しているのはサラサーティ。(略してサラ)
これまでにも書いたことがあるが、私は子宮筋腫により子宮を全摘しているので生理は無い。
だから生理用ナプキンはもういらないのだが、おりものシートは今でも必須だ。
子宮は無くてもおりものは依然としてあるし、おじさまとのあれこれを思い出してエロい気持ちになったらすぐに濡れてしまうからだ。
もしサラを着けていなかったら、大事な高級レースの下着にしみが付いて洗うのにひと手間かかるし、そこだけ何度も洗っていたら生地もいたむし。
若い頃からずっと、サラは日常のものだった。
夜中に終電を逃した女友達から電話が来て、
「ねぇ〜今から泊めてって言ったら怒る?もうほんとパンツとか貸してくれなくていいから。サラサーティだけ一枚くれればいいから」
などと言われるのも普通だったし、ドラッグストアの棚にも多くの種類が並んでいる。
でも私はこれまで、おじさまとはもちろん男の人とサラの話をしたことは無かった。
付けている素振りも見せてなかった。
おじさまとデートする時は会う前に外す、という体勢を取ってきた。
ホテルの部屋に入る直前に「あ!外すの忘れた!」と気づき、バーラウンジに忘れ物をしたという演技を繰り広げてトイレに外しに戻ったこともあるぐらいだ。
理由は、
‥‥‥‥
‥‥何となく?
何も付いてない方が下着が素敵に見えるからというのが一番の理由ではあるが、何となく見せちゃいけない物のような気がしていたというか。
色気やムードが無くなると思っていたというか。
AVとかでも下着におりものシートが付いてるの見たことないし‥‥。
だが、近年ついに本当に外し忘れた夜があった。
いつものようにおじさまにキスされて、ぼーっとしながら洋服を脱がされている時にハッと気づき「やばい!」と思った。
「あ、まっ‥待ってください、私、ちょっと‥あの」
恥ずかしいのでサラという単語は出せず、何とかごまかして一旦バスルームに行って外して来ようと思った。
ところが、おじさまは構わず先に進んで来る。
でもサラサーティとか言えない‥‥!
「待って、本当にだめなんです、あの‥‥ちょっとあの、‥‥かっ‥紙が」
「紙って何ですか」
「パンツに紙が付いてるから‥‥」
我ながら「紙」はギリ可愛い言い方だったなと思うが(そう?)、時既に遅くサラは見えてしまっていた。
が。
そもそもそのおじさまはそんな事を気にするような人ではなかった。
知識も優しさも大らかさも十分で、
「そんなの全くかまいません」
と、実際全く構わない顔で一蹴してくれたのだ。
ムードが無くなるどころか、むしろおじさまに受け止めてもらった安心感で私ははちゃめちゃに気持ち良くなってしまった。
すごくいいセックスができた。
二人の仲がネクストステージに入った感じがした。
◇
それなのに、noteにそのエピソードは書けなかった。
今ようやく書けるようになったのにはきっかけがある。
少し前、私の敬愛する女の方がnoteの小説のセックスの場面の中で、下着におりものシートが付いているのを何でもないことのように書いておられたのだ。
私はとても感動を覚えた。
そのシーン自体エロくて可愛くて最高だったのだが、おりものシートの描写を敢えて盛り込むその姿勢。
強く胸を打たれて、今でも非常に心に残っている。
そうだ‥‥!
おりものシートってこうやって語られていいのだ。
むしろ大切なことだよね、と目の曇りがきれいに洗い流された気がした。
◇
おかげさまですっかり恥ずかしさが消えたので、ついでに私の持っているTipsも紹介しようと思う。(極端)
私は下着は完全にタンガ(Tバック)派なのだが、タンガ用のおりものシートって存在することはするが置いていない店舗も多いし、値段も普通のより割高なのが玉に瑕だ。
でも、普通のシートを簡単にタンガ用にできるってご存知だろうか。
テープを剥がしてから下方の両側を裏に折り返すだけでOK。
タンガの細さに合わせつつも接着部分をできるだけ残して折ると、下着に貼り付けた後もヨレにくくなる。
【 突然の図解 】
タンガ用のシートが手に入りにくくてお困りの方のお役に立てれば嬉しいな。