五月病続き~5月第3週まとめ
ベテランもベテランなのに、新入社員もかくやと思うほど、きちんとした仕事ができずに過ごしています。
そんな中、いつもTwitterで参加させていただいている「さみしい夜の句会」の合同短詩集第2弾が発行されました!
わたしには、今、ありがたいことに俳句を詠む場所がたくさんあるのですが、その出発点がこの「さみしい夜の句会」でした。俳句ではない十七音を、俳句と称して詠んでいたわたしに、それでも詠むことを赦してくれたのが「さみしい夜の句会」でした。だから、川柳を詠む方たちが多く集まる場所なのですが、わたしのホームグラウンドのように大切に思っていて、いつまでもその片隅で十七音をつぶやいていたいと思うのです。
【日曜句会】
①駅前の躑躅わたしを待つやうな
②ごみ拾ふ躑躅の奥へ腕伸ばし
どちらも実景。はっきりとした色味で、多過ぎるほど花のつく躑躅は、実はあんまり得意ではありません。
0514 母の日や子どもの役の忙しなく
母の日でした。親の立場で考えるべきか、子どもの立場で考えるべきか、自分の立ち位置に悩む日のひとつです。
0515 画眉鳥の雄弁すぎて木下闇
歌声がいいと中国から連れて来られたのに、今ではやかましいなどと言われて、ああ、なんだ、お前かよ、などと冷遇されることも少なくない画眉鳥。いつかちゃんと上手に詠んであげたいと思っています。
0516 午後五時の町明るくて雷の鳴る
雷は鳴りませんでしたが、実景。「ごごごじ」の音はあんまりよくないなあと思いつつ・・・。
0517 若夏や遠き島より山羊の来て
昔、小笠原で駆除したノヤギを食べてもらうため、沖縄まで運んでいたのだそうです。歳時記をめくって出会った「若夏」という、きれいな季語を使いたくて詠んでみた句。
0518 少しだけ人肌恋し夏蓬
なんだか暑くて、タンクトップ1枚で寝てしまい・・・ぜんぜん関係ない句ができました。
0519 気の置ける宴を辞して油虫
季語になっている「油虫」、本当に、本当に世界一嫌いな生き物なのです。まさか俳句に詠む日が来ようとは・・・。
0520 親も子も甘えてばかり四十雀
シジュウカラの親子の鳴き交わしを聞いて。