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親父とお袋 1
物心ついた頃からのこと、書き出してみる。
お袋は四姉妹の末っ子。
上から順番に自営業をしていた嫁いで実家出ていったため最後に残ったお袋に店を継がせるべく取引先の方の弟さんとお見合い結婚(お袋談)。
その夫婦の長男として産まれたのが私。
お袋は自分と結婚してくれた親父には感謝しているがそれ以上に実家を離れたい気持ちが強かったようであまり親父にプラスの感心はなかったように私の目には映っていた。
男子の内孫が生まれた祖父は私を養子にと懇願したそうだが、特に親父が断固拒否したとのこと。
産まれてから一度も実家を出て生活も仕事もしたことがないまま結婚させられたお袋。
兄弟から薦められた縁談でなんとなく結婚した東京で気ままな生活を送っていた親父。
( 次回に続く )