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【Basel1/バーゼル1】山登らないスイス。雨の教会とチーズフォンデュ

初めて訪れる場所へ行くときにまず調べるのが、駅や空港からホテルまでの地図、町の地図と公共交通機関の乗り方。
今回調べ不足で電車の中で調べまくり、相変わらず急遽変更するホームなどに翻弄されつつもどうにかホテルに到着すると、「バーゼルカード」なるクレカサイズのペロンとした紙を、フロントのおっちゃんに渡された。裏にはこのホテルの名前と滞在日を記入された。これで滞在期間中の市内交通が無料とな。
…なんですと?

スイスといえば物価高で有名だけど、それはチューリッヒなどの話で、バーゼルはそこまでではない模様。とはいえ高いけど。ちなみにこのバーゼルカードは5年ほど前までは20CHF(フラン)していたそうだけど、ここ数年は無料らしい。
宿泊しない人たちがどうやってこのカードを入手できるのかは、謎。
まぁ、山へ行く人が多いからレンタカーなど車移動が多いんだろうけど。

早速行ってみたのは、町中からちょいはずれた教会。
雨の中ガンガン歩いていくと、横から路面電車が追い抜いていく。うん、帰りはこれに乗ろうかしらんw 
などと思いながら、徒歩だからこそお店のショーケースの飾りに目を向けたりできるんだよねぇ、なんて言い訳もする。んふふ。

これはたまたま目が止まっただけ。

この後気づくのだが、あちこち道路工事をやっていて、駅らしいものを発見してもそこにある時刻表や行き先、停車する電車バスの番号さえ当てにならない。
というわけで、現地の方御用達の交通アプリとオフラインで使える地図の事前DLは必須です。

さて到着したのは、Antoniuskirche/アントニウス教会。Web情報では開いている時間帯なんだけど、どうだろう…。とにかく一周してみてドアというドアを試す(完全に裏口とわかるところは開けませんw)。

天気悪いー

この教会は、すぐ横に普通のアパートが隣接していて、ちょっと不思議。裏を回っても中庭的なものすらない。
ドアを開くとガッチャンと大きな音を立ててしまい、中にいた数人のヒンシュクを買い、すみませんと頭を下げながら入口で傘をたたみ、あらかた水気を取ってから中へ。

ステンドグラスは下のほうにだけ絵が描かれていて、周りはそれぞれ四角い一色ガラスが散りばめられている。
祭壇壁は、シンプルすぎて逆に萎縮する。

下の方まで窓になっているのも珍しい。

大体は上のほうにだけあるイメージ

ここでパイプオルガン聴いたらいい響きしそうだなぁ。


たっぷり堪能した後、夕食へ。
とある方のブログで紹介されていたお店へ行ってみることに。迷いながらアプリを頼りに歩くもやはりなんだかどうも間違っているようで、日が暮れてきて不安になった私は、いかにも仕事終わりという感じでビルから出てきた女性にすかさず道を聞く。
普段は人に頼み事をするのが下手な私だが、旅行中だけは人に道を聞きまくる。とにかく自分を信じないのが正しいのだ😅 ←方向音痴

やっぱり完全に間違っていて、車で女性を迎えにきた男性が詳しく教えてくれた。
こういうの、教えてもらった道が間違ってることもたまにあるんだけど(適当に教えて流されたりもある💧)、それでも自分よりは彼らのほうを信じてみることにしている。

そしてやっと到着。お兄さんお姉さんありがとう!

なぜこのお店にしたかというと、チーズフォンデュを食べたかったから。
ドイツにもチーズフォンデュはあるし、家庭でも作れる専用鍋や簡単キットもあるけれど、本場のチーズに白ワインとリキュールが入ったものを、お店で食べてみたかったのだ。

最初は「とりあえずビール」でご当地ビールを。ワインはチーズフォンデュと一緒に持ってきてもらった(注:ボトルは写真撮らせてもらっただけ。グラス1杯飲み/のみです)。

小ぶりなお店はあっという間に満席。フロアは一人だけで、独仏英を話す方。お客によって言語を変えていた。さすがだ…母国語はフランス語のようだった。

混んできたらシェフが厨房から直接運んだりもしてた。

よく考えたらチーズフォンデュに白ワイン入ってるのに、更に飲むん?

野菜やらお肉なんかがあるのは、バリエーション。
いいんだ、この前にサラダをもりもり食べたからこのクラシックバージョンでw

濃いです。油分も塩味も。そして温められたアルコール入りのチーズフォンデュで酔っ払うとは不覚なり。
この後酔い覚ましにと川沿いへお散歩しに行き、帰りがてら夜食のおつまみを仕入れに中央駅へ。おっと、床に置いた傘を忘れそうになったぜ。

(続く)

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