【Basel6/バーゼル6】バーゼルのコンサートホールとは。
Stadtcasino/シュタットカジノ(Stadt=市)、つまり「市のカジノ」という名のコンサートホール。その名の通り、昔はカジノ場として使われていたところが、云々あって、改装されて、現在のコンサートホールになったのだとか。
…どんなんやねん。
行ってみたいやん。興味あるやん。
150年ほど前に建てられ、後に経営難に陥った所有者が売却し、そして現在のホールは改修されて4年ほど。非営利運営なんだそうな。
元のカジノの雰囲気が残っているホール。早速中へ入ってみると、
入口はいってすぐ、まず天井が低いのに驚いた。改めて気づいたけれど、コンサートホールって天井高いところが多いんだな。この時点ではコンサートホールがあるという雰囲気が全然ない。
クロークは地下にあるので、コートを預けに下に降りる。左の赤い部分の奥に預けるところが。
ここでコンサートか…とホールに入ると、中は改装したてで綺麗で、音もよかった。残響がちょいありすぎか?と思ったりもしたけれど。(個人的な感想です)
ちなみに私が聞いたのは小・中編成で、ドヴォルザークのバイオリン・コンチェルトと、昨年出来たてほやほやの現代もの。そしてモーツァルトの交響曲41(ジュピター)。これ以上の編成は、ここでは私の耳には少々キツそうなので、ちょうど良かったw
ビュッフェでは、シャンデリアが真ん中の低い位置にででん、と。元カジノだけあって、照明少なめで、ホール以外の場所はなかなか暗め。そういう雰囲気をそのまま残したかったんだろう。わかるけど。
ビュッフェが広くはないので、という理由でかどうかは知らないが、休憩のときは外に出る人も多かったし、地下のクローク前にもテーブルがあるので、そこでくつろぐ人もいた。
ちなみにプログラムは、冊子版のものはなく、受付にあるQRコードを各自ケータイで読み込むというもの。EU圏外ということでローミング問題がすでにヤバいことになっている私は、一旦開いて必要そうなページを全てスクショしたのでありました。ちーん。無料WiFi置いといておくれよ…
ムードばっちりの階段。ビロードぅ〜♪
さて翌日、天気予報を見て決定した行き先は、おフランス。行きたい場所はホテルから日帰り可能。しかしその下調べが全然足りておらん。と急ぎ足でホテルへ戻る。下調べなんて、してもしてもどうせ行き当たりばったりになることも多かろう(方向音痴のせいもある)、それでも最低限は備えないと。
え、日帰りフランス?
そう、バーゼルは、ドイツ・フランス・スイスが交わる町で、Dreiländereck/ドライレンダーエックという、3カ国の交わるライン川の国境その場所に記念碑があるくらい。こないだも思ったけど、川の真ん中が国境って、なんとも不思議な感覚。
(おまけ)
早い夕食と、夜食のお供に飲んだご当地おビールとワイン。
スイスに来るのにワインオープナーを忘れてしまった私は、オープナーを買うという選択ではなく、キャップ式のワインを選ぶ。観光客用というわけではないけれど、キャップ式のでそこそこ良いワインもあるのですよ。んふふ。てか、日本でもそうかw
結局、予定通りきちんと調べることなんてできず、どうにかなるやろ、と寝ちゃうのであった。明日の朝はチェックアウトして、荷物預かってもらわないといけないし。
しかし、路面電車に乗ってる途中で国境越えるみたいなんだけど、チケットとかどうすんだろ。私の持ってるバーゼルカードは、バーゼル市内のみ有効なんですけど…?
(続く)