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スマホで撮った昆虫写真(iPhoneSE前編)
昨年末、8年間連れ添ったiPhone6がとうとう不調を訴える様になり、中古でiPhoneSE(第2世代)を購入しました。SEにしたのはもちろん安かったからです。最近は複数のレンズが付いたスマホが多くなり、昆虫撮影にも便利になっていると予想されるのですが、高価なスマホを買うぐらいなら、その費用をカメラやレンズに回したいのです。同じ写真を撮るにしても、やっぱりカメラを構えてファインダーを覗き、ピントや露出を合わせてシャッターを切りたい、カメラフェチなのだからしょうがないのです。
さて、2つのスマホのカメラ性能を比較してみると、レンズは29mmf2.2から28mmf1.8に変更されています。1mm画角が広くなり、2/3段明るくなりました。画角の変化はそれほどでもないですが、2/3段早いシャッターが切れるのは良いですね。そして画素数は800万画素から1200万画素に増加したようです。画素数が増えた分、トリミング耐性がよくなりました。
というわけでアイキャッチ画像は、子どもの通学路で見つけたアカシジミ。日陰なので青味が強く出ましたが、スマホの編集機能で「暖かみ」を調整し、彩度が高くなりすぎたので「自然な彩度」を調整して、記憶に近い色に仕上げました。
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お次は高原に初夏の訪れを告げるエゾハルゼミ。元は縦画だったのですが、思い切って横画にトリミングしてみました。この程度の表示サイズなら問題ないですね。明るい新緑に引っ張られてやや露出アンダーだったので、やはり編集機能の「露出」で調整しています。
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ピッキオビジターセンターの床に落ちていたエゾハルゼミを、屋外の葉にのせて撮影しました。平地のセミたちとは比較にならないほどのんびりしています。気温の低さのせいもあるのかな? こちらはちょっとだけ周囲をトリミングしています。しかしちょっとシャープネスが強すぎやしませんか?
今年はちょっとした仕事の合間に見つけた昆虫などをスマホで撮影しては、編集機能でトリミングやレタッチ。AirDropでMacに転送。リサイズしてピッキオのX(旧ツイッター)に投稿というルーチンを良くしていました。
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やはりXにも投稿したラミーカミキリ。カラムシやムクゲを食べる外来種です。iPhoneSEで寄れるだけ寄っても、撮影範囲は6cm×8cmほどの範囲。撮影倍率にすると35mmフィルム版換算で1/2.2倍(0.45倍)程度です。小さな昆虫にはちょっと倍率不足ですね。主題となるカミキリを左に寄せて目線方向を開け、奥の葉を入れることで奥行き感を出し、あえてトリミングはしませんでした。
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ホテルブレストンコートの駐車場脇で、ヤマハギに止まるウラナミシジミを見つけました。秋になると南から渡ってくるチョウで、冬になると寒さで死に絶えてしまいます。でもそのうち温暖化で越冬できるようになるのではないでしょうか。やっぱりちょっと小さかったので、トリミングしています。
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ケラ池の脇にあるコナラの木にはシロスジカミキリの産卵痕が残されています。そこにオオスズメバチが訪れて、大顎でかじっていました。樹液が染み出すのでしょうね。このコナラは将来、樹液に様々な昆虫が集まる「御神木」になるかもしれません。楽しみです。
さて、日陰なのでそのままでは背景に引っ張られてハチは暗くなり、撮影時に露出補正しています。でもそうするとカラーバランスが悪くなることが多いですね。この画像も元は赤味が強かったので、編集機能の「暖かみ」で見た感じに近くなるように調整し、さらに「コントラスト」や「シャープ」も調整しました。
あ、このオオスズメバチですが、気温が低くて不活発だったので、目の前にスマホをかざしても大顎で威嚇してくるだけで、飛び上がりさえしませんでした。
今回は撮影後の編集についても書きました。スマホは写真をそのままネットに投稿するために、写真の編集機能も一通り搭載しています。今回、写真をスマホで編集してみて、意外と使いやすいなぁと感心しました。
もうすぐ冬ですね。
星野エリアは今年110周年です。
それではまた。