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【名言紹介】『ひとを動かすことのできる人は、他人の気持ちになれるひとである』
わたしは以前にも書きましたが、とにかく名言が好きです。
スマホに『名言まとめ』というアプリをいれていて、通知で毎日名言をと届けてくれるので、気がむいたときに見たりしています。
で、いい名言があったのでちょっと紹介させていただきます。
人を動かすことのできる人は、他人の気持ちになれる人である。
そのかわり、
他人の気持ちになれる人というのは自分が悩む。
自分が悩んだことのないことのない人は
まず人を動かすことはできない。
(本田宗一郎)
わたしはこの名言を見たとき、はっとしました。
というのも、最近ちょうど悩んでいたことがあったからです。
それは相手の言動にいちいち敏感に反応していまい、それで疲れきってしまう、というものでした。
誰かと会話したあとに、いちいち会話を反芻しては、「あんなこと言って、」「もっとこうすればよかった」と反省したり、後悔ばかりが残って
誰かと話したり関わったあとには、なんだかぐったりとしてしまうのです。
「他人の言動は気にしなくていい」「嫌われてもいいんだ」と自分に何度言い聞かせてもだめで、
どうしても他人の言動を気にしてしまうのが悩みでした。
そんなとき、職場にいる無神経なひとや、マイペースなひとをみると、「うらやましいな」と思っていました。
無神経なひとって、悪口をいったり、ずけずけと物をいうわりには、たくさんのひとと会話をして、そして仲がいい人が多かったりします。
無口なマイペースなひとも、沈黙があっても気にせず、愛想笑いもせず、相手のことをまったく気にせずに、ただ淡々と自分のするべきことをしたりしているので、
自分もそういうふうに「他人を気にしない」ようになりたいな、とずっと思っていました。
だけど、よく考えると
そういう無神経だったり、マイペースなひとって、人の話を聞くのが苦手だったり、そもそも他人に興味がなかったりするんですよね。
だから相手がどう思っているかなんて関係なく、自分の話ばかりをべらべらとしたりする。
でもそういうひとって、たとえ話し相手は多かったとしても、結局誰かの心に寄り添ったりすることはできなかったりするんですよね。
心に寄り添うためには「相手の気持ちを察する」必要があるけれど
無神経だったりマイペースだったりするひとはそれができない。しようとも思っていない。
それに比べて、内向的であったり、人に会って疲れるようなひとは
いわば、「相手の気持ちを察する」ことをしてしまいすぎるから、疲れてしまっているんですよね。
でもそれができるからこそ、相手と深い話ができたりするし、心に寄り添ったりもできるのだと思います。
それにそういう内向的な性格だからこそ、本を読んだり、こうしてnoteにいろいろ書いたりもできる。
そう思うと職場にいる無神経なひとやマイペースなひとは、本を読んでなさそうだし、絶対にnoteみたいなものは書いていないと思うので
それぞれに特性があるのだな、と思うと
以前は「他人を気にしない性格」をうらやましいなと思っていましたが、今はそうは思わなくなりました。
わたしはたとえ人と会うことでいろいろ悩んだり、苦しんだり、
たとえ仲のいい人が限りなく少なかったとしても、
今のように本を読んだり、深く思考をしたり、noteに何かを書こうと思うような人間の方がいいです。
わたしが人と会ったあとに悩むのは、「他人の気持ちになれるから」なんだな、と思って、
これからはあまり気にしないようにしようと思います。