大衆演劇初体験記
友達が無料チケットを譲ってくれ,清水ヒカリ座を観賞しました!
夏に行けなかったので,今年の内に行くことができてよかったです。
清水ヒカリ座は,清水駅すぐの駅前銀座の中にある,オープン1周年の新しい大衆演芸場。
私が観賞した12月の本家真芸座の公演は,なんと24日まで毎日公演!
それぞれ約1時間の芝居の部と舞踊の部に分かれ,間に舞台挨拶もあります。
🌟芝居の部
隣家同士の仇討ちがテーマで,歌舞伎を生で初めて見た私でも分かりやすい内容でした。
特に旅に出た親分にその間家を任された男に感情移入してしまいました。
🌟舞台挨拶
ピリリッとした芝居とは対照的で,想像以上に面白くて和気藹々とした雰囲気でした。
お昼と同じ流れなのになかなか出てこないシンジョウさん。
呼んでも来ないシンジョウさんと呼んでいないのに呼ばれたと言い張り登場するレイ売りのお姉さん。
しまいにはシンジョウさんがカツラを着けずに波平ヘアで登場。
二代目の座長に波平と弄られると怒る。
自分の誕生日公演が終わると告知があっさりになるシンジョウさん。そんな中突然後ろから子役がひょっこり。。
芝居とのギャップと何より本当にお芝居を楽しんで仲が良さそうな俳優さん方の様子も見られました。
🌟舞踊の部
(撮影は舞踊のみ可。ただし動画はNG)
演歌だけでなくJ-POPも取り入れた音楽で,幅広い世代が楽しめる構成でした。
芝居の部では男性のみでしたが,舞踊では女性も登場。どちらもとても優雅で妖艶でした。
こんなに至近距離にも来てくださいました。
そして特に驚いたのが,先程ひょっこりしていた4歳の子役が突然現れて,Sexy Zoneの「カラクリだらけのテンダネス」に乗せてキレキレのダンスを披露してくれたこと。
早くも大人の表情に...
病院からダッシュでなんとか10分前に到着しましたが,私が一番初めでした。その後,数人のおばさまがチラホラと...
もっと人がいればいいのにね,とおばさま方もおっしゃっていました。
平日ということもあるかもしれませんが...
確かに貸切状態で,身近に俳優さんに触れ合えたとは思いますが,元々の芸場の構造,大きさを考えると,もっと人が沢山いてもより温かくで,盛り上がるのではないかと思います。
帰りの際には俳優さん方が出口で握手をしてくださって,写真も一緒に撮って貰えばよかったかなぁと少し後悔。
小さな芸場ですが,細かな気配りと完全に作り込み過ぎない大胆な舞台のあるこの場所からは,とても大きなエネルギーを感じました。
前期の小ニ田先生の授業や歌舞伎入門講座では元々歌舞伎は大衆演劇として皆んなが分かる,親しみやすいものであるということを学びましたが,今日はまさにそんな大衆演劇としての魅力が詰まった歌舞伎をようやく実際目で見て,空気を感じることができました。
これを機に歌舞伎や他の芸能の舞台にもどんどん行ってみたいです。
また,今度はもっと多くの人で賑わう観客席に座って,ヒカリ座を観賞したいと思います!