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成功する書道家になるための起業の教科書#007家族に反対されずに書道家として起業してお仕事を応援してもらうには

こんにちは。書道家の高宮華子です。

お盆休みの方も多いと思いますが、
いかがお過ごしでしたか?

私は、昨日、
朝から娘の読書感想文の宿題を一緒に取り組んで、
食欲旺盛な息子と娘を連れて、
いきなりステーキに行って、

ベネッセさんとの記事の打ち合わせをして、
息子が掲載予定の新聞記事のゲラを確認して
(新聞のゲラをチェックさせていただけるって結構レアですね)

子ども達と一緒に家事をして、

サロンで、ペン字レッスン、毛筆師範コースと、
2コマ指導にあたらせていただきました。

最近よくいただくご質問に

>どうやって子育てと仕事と両立してるんですか?
>自分が仕事すればするほど、家族を犠牲にしている気がするのですが、どうしたら家族に応援してもらえますか?
>夫が起業に反対していて、どうしたら実現できますか?

というのが多くて、私自身も驚いているのですが、

「書道家として、エネルギーや時間を注ぐようになると
どうしても家族を犠牲にしてしまったり、
仲が悪くなってしまう」

っていうケースは多々あって、

実際にそういう悩みは全く見えないから
人知れず悩んでいる人も多くて、

何かのヒントになれば、と思い
今回書いてみようと思います。

■両立ではなく混ぜること

私は最初から、両立という考えは捨てています。

何故なら、両立と言って、子育てと仕事と
2つのものを立ててしまうと、
対立構造になりやすいと思っているからです。

恋愛で言うところの
「私と仕事と、どっちが大事なの?」という
最大級にシラける質問と全く一緒。

そんなの、どっちも大事に決まってるじゃないですか。

だから、どっちも大事にするために、
大切なのは、
「混ぜる」ということ。


■子育てと仕事を上手に混ぜる

例えば、私が持っている書道クラスの時間帯は

9:30~ママさんレッスン

11:00~起業家レッスン

15:30~子ども習字

17:25~学童書道

19:00~ビジネスパーソンレッスン

が主な時間割です。

私には、小学6年生と2年生の子どもがいるのですが、

だいたい夕方には帰宅するので、

15:30~子ども習字

17:25~学童書道

は、子どもたちが家にいる時間と丸かぶりな訳ですね。

ここで、この時間帯を、家族やシッターさんに預けて、

書道教室をするという選択肢もあるわけですが、

毎回だと金額的にも時間的にも結構な負担になります。

まぁ、金額的には保育料より上回る売り上げがあればいいとしても、

子どもたちはどうでしょうか?
私の気持ちはどうでしょうか?

もちろん私以外の家族と過ごす時間も大事、
シッターさんと遊ぶのもプロだからとても楽しい。

でも、私は、割と週末の仕事は
そうやって保育をお願いすることが多いので、
なるべく平日は一緒にいたいなと。

私は子どもが生まれる前に起業していたので、
そもそも子育てを排除して仕事するという選択肢がなかったわけですが、
子どもたちが小学校に通うようになってからは、特に、

学校で楽しいながらも
めいいっぱいがんばっているんだから、

おかえり~!今日もがんばってえらかったねっ!
って、母親として、
帰宅時の気持ちを抱きしめて、
迎えてあげたいなって気持ちが
私の中でも大きかったのです。

じゃあ、混ぜるか。

これが結論です。

子どもたちが帰宅したら、
少しでも時間をとって話を聞く。

同時に宿題の確認もする。

子ども手帳と照らし合わせて、
今日これからの予定を確認してもらう。

そうこうしているうちに
子ども習字の時間になり、
生徒さんたちが自宅サロンにやってくる。

生徒さんたちは、実際に子どもたちの友達も多く、
気持ちを吐き出した子どもたちは、
喜んで友達を迎える。

生徒さんたちがお稽古している横で、
娘が宿題をする。

私が添削で手がふさがっているときは、
娘がインターフォンの対応をしてくれる。

私がのどが渇いたときは、
シェフ、カフェオレお願い~と言うと、
コーヒーとミルクの割合は?と息子が聞いてくれ、
私のデスクまで持ってきてくれる。

難しいときもあるけれど、
なるべく子どもたちの帰宅時に
私が笑顔で出迎えるというスタンスを続けている限り、
子どもたちは安心して帰ってくる。

そして、満足するから、
生徒さんがいっぱい来ても、
お母さんを盗られた!という気持ちにならず、
むしろ一緒におもてなしの心で迎えてくれる。

生徒さんに
「母がスパルタで大変でしょう」とか言いながら、
お菓子とかお茶をふるまっている
子どもたちを見ると、私もなんとも
うれしい気持ちになります。

■学童書道の場合

学童書道は、目黒碑文谷で
民間学童教室のなかで開いています。

いまは、書道のはな*みちのエース
目時先生と根本先生が講師をしてくださって、
とてもありがたく思っていますが、

立ち上げ当初は私が担当していました。

通勤時間が1時間ほどかかるので
基本的には子どもたちの見守りを
家族や親戚にお願いしていましたが、

家族に預けるデメリットは、
身内でなにか病気や不幸があると、
もちろんそちらが優先なので、
預かってもらう予定が急遽崩れることもある、
ということです。

そんなときを考えて、
シッターさんの手配がいつでもできるようにしていましたが、
シッターさんだって、時と場合によって、
急にはみつからないことも。

そういうケースもあると想定して、
おおもとの民間学童の会社に、

「もしかして、子連れ出社の可能性もありますが、
大丈夫ですか?」
とお伺いを立てて、事前にOKをいただいておきました。

学童のプロですから、
連れて行かれた我が子たちは大喜び!!

私が学童で書道を教えている間、
隣の部屋で先生方とけん玉教えていただいたり、
知恵の輪をやったり。

もちろん帰りたくない!と駄々をこねます(笑)

■状況を味方につける

「母と一緒に仕事に行ったら
楽しいことがいっぱいある!!」

こう思ってもらうこと。

こうやって状況を味方につけると、
すべてがうまくいきます。

そして、子どもって基本的に、

「誰かの役に立って、喜んでもらうことが大好き!!」

なんです。

だから、ちょっとでも手伝ってもらったり、
助けてもらったら、
大感謝キャンペーンの気持ちで、
いっぱいいっぱいお礼を言って抱き締めます。

■混ぜると自然に習慣化する

このようにして、書道教室という仕事と、
子育ての時間を、
一緒に混ぜていくと、

子どもたちにとっては、
それが「当たり前」になります。

脳科学では、

新しいことを始める→新しい刺激で脳が活性化する

同じことを繰り返す→脳が刺激に慣れて、活性化しなくなる

脳が活性化しなくなる→飽きて面倒になってしまう

ことが立証されています。

新しいことを作ってしまうと、
続かないということですね。

それをもとに考えると、

「新しい習慣を作ろうとしない」 で、
「すでに習慣になっているものに付け加えるだけ」

という方法にすると、

物事が自然に習慣化します。

母が書道の仕事をすることは、
特別新しいことではない。

子どもたち、あなたたちと一緒にいることと
同じくらい当たり前のことですよ。

という形になります。

これが分かれば、
起業して家族仲が悪くなるということは
絶対にありません。

それどころか、
「母を応援すればするほど、楽しいことが起こる!」
「自分も役に立った満足感が得られる!」

という応援スパイラルを起こすことができます。

書道も子育てもどっちも大事なあなたへ。
脳科学を用いた手法で、
上手に「混ぜて」みる方法をオススメします。


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