舞日記十 「連鶴扇」
「扇」は舞人にとって「魂」と いわれるくらい
大事なものです。
その むかし 身分の差から今のように
「自由」では なかった時代にもかかわらず
どんなに位の高い御方の前であっても
「扇」を持って舞うモノは 何を 舞っても
「よし」という「自由」を 与えられていました。
以前 日本舞踊の先生から そんな風に お聴きして
心が 震えるような 何とも言いがたい心地がしました。
そんな大切な「扇」に 連鶴の飾りがついている
「連鶴扇」の飾りもの は ある舞台で舞わせて
いただいた時 お礼にと いただいた宝物。
一枚の和紙から鶴を つなげたように折る という
卓越した技で わざわざ 手間隙かけて
創ってくださった とても とても
思い出深い 贈り物 の ひとつです。
この「連鶴扇」を 眺めていると
天の采配の不思議と 人様のありがたみを
想わずには いられない・・
そんな気持ちに なります。
そうした想いを 胸に 今日も 自由な世界へ
舞の稽古へ と 向かうのです。大切な 舞扇とともに。
ここまで 読んでくださって ありがとうございます。
あなたにとって 楽しいことが たくさん ありますように。
ここまで 読んでくださった
あなたにとって 楽しいことが
たくさん ありますように。
ありがとう。ありがとう。
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