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その好きってほんと?心に嘘をつかない好きなことを哲学する
最近思うのです。
インスタみてうわってときめいてフォローしても、数日後には忘れ去ってる。
下手したら、数秒後には忘れてる。
これを自分の好きやときめきと勘違いすると、とんでもなく厄介だ。
そういう外側の情報にばかり心を持っていかれているから本当の好きがわからなくなってるんじゃかいかと思う。
私はよく忘れてしまう。
心からの好きを。
これは、この瞬間のときめきだけに限らない。
昔これ好きだった、というものを今ふと思い返してみたらまた再熱した、というのもよくあるんじゃないだろうか。
ただ、これはその当時のエモさに恋してるだけ、という場合も割とあるんじゃないかなと思う。
もしくは、それをずっと好きだったからなんとなく離れられなくなっているだけということも。
その界隈の好きが本当の好きかどうかを見極めることは、本当の意味での自分というものを知るのにとても有効なことだと思う。
好きなことを仕事に、の好きは特に。
なぜなら、その本当の意味での自分が好きなことというのは、なんの前提もなく好きで、ただ没頭してしまうことだから。
そこにはそれをすることで何かを得られるなどという条件や、それをするからこうなれるという外側に起因する動機がない。
純粋に、ピュアに、子供のように、後先考えず、損得考えず、忖度なしに、誰の目も気にせず、ただただやりたくてやっている、好きだからそこに触れているというものこそが、本当の自分の心から発される好きなのだと思う。
ここに没頭する時間は、今の社会からすると無駄に思えたり、罪悪感を覚えたり、消費(お金がかかること)と感じられたり、それだけでは生きていけないと感じられることがほとんどだと思う。
でも、私はそうは思わない。
特に、これからの社会というのは、ここにどれだけ時間を割けるか、心を割けるかで精神面と物質面両方の幸せが手に入ると思っている。
物質面というと、人間的な生活に必要なことだと考えてもらえればいい。お金、仕事、人間関係、情報など…だろうか。
つまりは今、大なり小なりのモヤモヤを感じながら働いていることで得られている物質的な豊かさを、本当に好きなことだけに没入しながら精神的豊かさが得られる。
しかも、それは今以上。今よりもはるかに自分の心にフィットしたバランスで生きていくことができるのだと思う。
私は日々、この本来の自分の好きに没入することで両面的豊かさを感じるという実験をしている。
それは、まだ自分は豊かじゃない、足りないなどという不足感や、好きなことをすると幸せになれる、自分らしく生きられたら豊かになれるという条件、好きなことで価値循環できないと意味がない、価値がないという無意識の前提からではなく、今までできなかった好きに没頭するという生活をただ、試している。
それは、好きなことだけをして生きる自分自身への許しの過程というようなイメージ。
そしてこのnoteやインスタで、そこから自然発生する物質的、精神的な豊かさの発見をシェアしている。
実験をしてかれこれ3年。
今もなお、偽物の好きや前提や条件や頭で考えてしまうことと日々葛藤している。
重たいエネルギーをまだまだ放っている。
ここと、行ったり来たりするというのが今の地球の限界なのかもしれない。
もう少しこのように考えている人が増えてきて私たちの意識が大きくなってきたら、もっとスムーズにエネルギーを純粋に心がときめくことだけに没頭できるんじゃないかな。葛藤することはとても少なくなると思う。
そんな世界線では、きっとインスタやYouTube、TikTokなどのバズる、という現象は起こらなくなるのだと思う。
つまりは、その界隈でビジネスしている人は……ということ。
人々の悩みを解消するための高額な講座や資格なども、この考え方からすると本質とはかけ離れている。
だって、この世に生きるみんなはもう今この瞬間で完璧だから。何一つ不足なんてない。
好きだから、没頭したいから、だからその資格をとってさらに没頭したいというのなら別だけど、これがあるからこの仕事できる、これがなければこの仕事できない、これをやればお金稼げる、などは根本が違ってきてしまう。
前提や不安や不足感から好きなことは、それを得ても根本のそれを満たすことはできない。
なぜなら、不足だと考えている自分で望んだことを不足の状態で叶え、不足の自分が喜んでいるだけだから。
それは本来の完璧な自分ではないから、埋まらない。
自分の全ての感情やパーソナリティを認め、受け入れ、360度ぜんぶの自分を知った上で好きに没入すること。
それが、本当に大切なことだと思う。
自分探しの堂々巡りをしている人は特に、である。
もう、気づき始めている人も多いんじゃないだろうか。
もっともっと、外側の条件や前提なく、がんばらず、ただただ純度100%の好きに没入するだけの時間を少しずつとっていける人が増えていくと、すごくすごく平和な世の中になっていくと私は思っている。
それはものすごく勇気がいることだと思うし無理強いはしないし、今現時点でそれだけが全てで正解ではないと思っているから強制するつもりもない。
でも、心のどこかにある悶々を見逃せなくなっている人は、今、舵を切るタイミングなんじゃないかと思っている。
ハナメの実験室は、そういう人たちが自分と向き合い、互いに励まし合い、あっち側とこっち側を行ったり来たりしながら自然発生の発見を重ねる生きる実験の場。
私人心もまだまだ実験中の身だけど、だからこそ、みんなで一緒に実験をしたい。
よかったら、メンバーシップやインスタも覗いてみてください。