【夫さん】と酒を酌み交わす
本日、ラジオDJのごとく、ババっと語り書きしていきます。
昨日、ワタクシめはですね、こんな投稿を
ビシッと皆さんにお見舞いしました。
いぶし銀の河島英五の名曲とともに、
【夫さん】という見慣れない呼び名について、
違和感やら、それを受け入れたい気持ちなどを、つらつら哀愁混じりに
お送りしたわけなんです。
あれはいつ頃のことだったですかねぇ、
私が初めて【夫さん】という言葉を目撃した時、
あぁ、、、と一瞬、気が遠くなりましたよ。
知らないうちに、時代はここまで来たのか、
もはや、私はこの時代に身を置くべきではないのでは、と考えましたよね。
ドラえもんを召喚して、タイムマシンに乗ってですね、
明治時代の華族にでもなりすまして、鹿鳴館でダンスでも踊りながら、
舞踏会のはしごでもして、やり過ごそうかなと思い始めましたよ。
まぁ、踊れないから無理ですけどね。
一度、違和感センサーがビビッとなると、
なかなかそこから逃れられないもんですよね。
この違和感センサーって言葉ですけど、
なさじさんのnoteで見ました。自分で開発した言葉ということにして、
このまま通り過ぎようかと思ったんですけど、
根が律儀なもんですから、なさじさんに使用許可を頂きましたよ。
とらやの羊羹で、私が言ったことにしてくれませんか?
と打診しようかと思いましたが、
図々しい女だと嫌われたら、切ないんでやめました。
それにしても、この「違和感センサー」という言い方が、
実にしっくり来たんですよね。
言葉に対する違和感って、お風呂でシャンプーしてる時の
背後の気配くらい反応しやすいじゃないですか。
最近、あまりにも違和感センサーが、反応しすぎるんで、
アンテナ、バッキバキに折ったつもりだったんですけど、
それでも、虫の息で受信しようとするんですよね。
そもそも私の違和感センサーは、
ラジオについてるような、ニョキっと伸ばす
棒状のアンテナじゃないのかもしれません。
国立天文台レベルの、あの、ドデカイ白い皿の可能性大ですね。
宇宙衛生レベルのパラボラで、
違和感をキャッチしようとしてますよ、私は。
気が気じゃありませんね。
大体、違和感センサーが働く時は、
その裏に、ちょっとした批判精神がつきまとってきますから、
あまり受信しすぎるのも面倒なんです。
何かを否定的に見るって、結構しんどい部分があります。
まぁ、それでも逃れられませんよ。
受信したものはどうにかしなきゃいけません。
私のこれまでの【夫さん】という言葉への思いは、
言うなれば、
息子の選んだ女性なんだから、私も好きになって受け入れたい!
でも、何か!何かモヤモヤするぅー!
という姑目線みたいな感じでしたから、
この件について投稿記事で述べるのには、少し怖さがあったんです。
私のnoteには冗談好きな夫がたまに登場するのですが、
その際【夫さん】とコメントして頂いた方に、
批判と受け取られてしまうのではないかと不安でした。
でも、それと同時に、
皆さんもこの言葉に違和感を感じたのか、
それとも自然に受け入れる事ができたのか、
そのへんも知りたいなぁ、と思ったんです。
そして投稿後、有り難いことに多くのコメントを頂きました。
皆さん、もう既に【夫さん】をご存知で、
あー、自分も違和感あったなぁ。
でも旦那、ご主人はやはり古いよね。
みたいなコメントを予想してたのですが、
【夫さん】私が思っていたほど浸透していなかったみたいです。
とはいえ、30代以下の方のご意見がわからないので、
お若い方からのご意見も頂戴したいところです。
そんな中、敬愛するgreenTさんから、
こんなコメントを頂戴しました。
仮名でもお名前をつけて頂いていると、コメント欄でも
その名前で書くので、
"どう呼んだらいいのかな?ご主人って書いたら失礼??"
と考えなくて済んでいます。
(greenTさんのコメントを一部抜粋しています)
これを読んだ時、私は、ハッ!としました。
私は、自分の夫の話を書く時、ダンナではなく「夫」と明記しています。
記事内で「夫」と書いてあるのだから、
コメントくださる方が、それに「さん」づけして呼ぶのは、
この時代の転換期において、柔軟な対応の一つなのかもしれない。
そう思ったんです。だとするならば、実に繊細なお心遣いですよ、これは!
私のように違和感を持った人が、万が一それを指摘してきたとしても
記事に「夫」と書かれていたので、「ご主人、旦那さん」呼びが
お嫌いかも知れないと思って「夫さん」にしました。
と言うことができる。
現代におけるSNS対応のフワッフワな柔軟さを感じます。
実際「ご主人、旦那さん」呼びが苦手で使われている方も
いらっしゃるとは思いますが、
こういった視点を持っておくことは決して損にはなりません。
greenTさんのコメントのおかげで、
私は、新たな視点を持つことができました。
greenTさん、さすがです。
ご自身で、基本読む側専門とおっしゃっていますが、
その読みで培われた感性は、もはやゴルゴです。
私、撃たれましたよ。瀕死状態です。
greenTさんには足を向けて眠れないだけでなく後ろにも立てません。
「ご主人、旦那さん」という呼び名は、現代において
相手を示す記号的な言葉の役割をするには、
立場の上下が明確過ぎる意味の言葉ではあるんですよね。
それを記号として捉えられない、使うのが辛い、苦手…
そういう人の心情は、攻撃しないようにしたいと思っています。
それぞれ感性が違うからこそ、新しい視点に感動できたりする。
互いの意見を押し付けるのではなく、共有して、
バランスを取っていけるのが一番いいと感じています。
私は今回、記事を投稿しコメントを頂き、更に考えてみた結果、
【夫さん】に対して、違和感というものが驚くほど軽減されました。
私という人間は、自分の世界になかったものが知らぬ間に浸透していたら、小心者なんで、そこそこ驚いちゃうんですよね。
行きつけのの居酒屋に行って、
自分の知らない一見客がカウンターに座って、
常連顔負けの注文して、当然のように黒ホッピー飲んでたら、
「おぬし、なにやつ!」
って思いませんか?
しかも結構、店に馴染んじゃってる。
マスターなんかも「やぁ、夫さん」
なんて気軽に呼んでたりしてるのを見て
違和感持ってる自分がおかしいんだな、って切なくなったりして…。
昨日まで、そんな感じでいじけていましたが、
今なら夫さんと、肩組んで、酒を酌み交わせそうな気がします。
こっちに声をかけてくるようであれば、
カシラの1本でも、奢ってやるつもりです。
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違和感センサー発祥の地↓(なさじさん有難うございます!)
お読み頂き、本当に有難うございました!