私が人生で1番ブイブイいわせてた頃の話
大学生になってお酒やタバコを覚えてフィーバーした4年間を送り、社会人になって落ち着いた人が
「大学時代が1番ブイブイいわせてたわ〜」
…とか言いそうと勝手に思ってるのだが、私の場合、人生で1番ブイブイいわせてたのは高校1年生から高校2年の終わりにかけてである。この"ブイブイいわす"という日本語の定義は曖昧だが、ここでは、
「何も未来のことなど考えずに、自分がしたいことだけをやり続ける、そして、そんな自分に酔っている」
というようなニュアンスにしておく。
私のブイブイいわすきっかけになったのは、
①オシャレに目覚めた★( ˃ ᵕ ˂ )
②若手芸人のライブに行くために東京に通いまくってたから★( •̀֊•́ ) ̖́-
私は完全に高校デビューしたタイプの人間であった。中学までは、部活で髪も短く、休日の服装もTシャツジーパンでたまに黒縁メガネをかけており、オシャレに無頓着であったため、男子中学生のような見た目であった。
高校に入ってびっくりしたのが私の高校の女子は本当にお世辞抜きで皆とびきり可愛かった。
そんな私が高校に入学したばかりの頃は、まだ私の髪の毛はベリーショート伸ばしたてで、とても中途半端な長さで変だった。野球部が引退して坊主に少し毛が生えた1番恥ずかしい時期と似てるかもしれない。
当時は、「このクラスメイトに馴染まなくちゃ!」という思いより「私も髪伸ばしたりして、オシャレ楽しみたい!」という思いが強かった。私は伸びてきた髪の毛をなんとか一つ縛りやハーフアップにした。
すると周りの反応が、
「ちゃこぺんちゃん髪縛ると印象違ってかわいい!!」
という反応が多かった。これが単純に嬉しかった。この出来事が私をこれからブイブイいわす最初のきっかけだったのかもしれない。しかも高校は中学と違って少しだけ校則も緩い。
そして高校生活に慣れてきた私は、毎日ヘアアイロンで髪の毛を内巻きにした。かわいいヘアピンで前髪もとめた。スカートの裾をとめるベルトを買ってスカートも短くした。あとこれは校則でも禁止だったけれど、色つきリップを毎日持ち歩いてトイレで塗って授業を受けていた。今までは素通りしていた駅ビルの中のドラッグストアの化粧品コーナーに放課後入り浸った。とにかく、可愛いと自分で思うのも、言われるのも最高に嬉しかったのである。
また私は、美術の時間にドラゴンボールの悟空の絵を描いたり、台所に置いてあった家族の食パンそのまま持って二限の後に軽食として、もちゃもちゃ食べたりして自我を出して生活をしてきた。
男子とか仲が良い先生に「あいつ何なんw」という反応をされるのが快感だった。
当時は、女子力気を使ってるけど少し変わったア・タ・シ☆という気持ちでいた。
今思うと非常に痛すぎる女子だった。今これ書きながら気持ち悪くなってきている。
でも、男子も女子も沢山仲良くしてくれる人がいたのは奇跡だなァ…
そして、高一の正月にぐるナイのおもしろ荘に出演していたある若手芸人に一目惚れしてしまった。その人は渋谷の無限大ホールでライブをよくやるということでその2日後に渋谷まで行ってきた。
そこから月1、2回のペースで無限大まで通うようになった。1人で田舎の町から渋谷に行くという高揚感、フルメイク&バチバチに決めた服装で渋谷を歩く爽快感。憧れの芸人さんに出待ちして写真撮ってもらった時のトキメキと感動は今まで生きてきた中で感じたことの無いくらい充実した時間だったのを覚えている。
また、私の推しの芸人さんではなかったけどセンター街で手売りしてきた芸人さんとTwitter交換してDMで一時期やり取りをしていた。今思うと営業のために繋がっていたのだなと思うけれど、当時は芸人と繋がれたというレア感が嬉しくて友達にめちゃくちゃ言いふらしていた。
この時期は、次の日数学のテストや追試があるのに渋谷に行っていた。成績も絶望的だった。親も呆れていた。それでも私は受験のことなんて考えずに、目の前の楽しいことだけを考えて生活をしていた。
高校2年生が終わる頃には、化粧をしすぎてボロボロになった肌と取り返しのつかない程に出遅れてしまった私の成績だけが残った。
ここでやっと、あ、大学どうしよ…となった。ここから卒業まではほぼ毎日勉強漬けだった。
勉強漬けしている期間の話も興味があれば私の過去のnoteも是非。
なんとか進学先が決まって、上京し女子大に行くことになった。今思うと高校のウェイウェイしてた時期、あ、ブイブイいわせて時期も楽しかった。また制服着てディズニーランドや原宿も行きたい。
だけど私の場合は、2年くらいで飽きてしまうなと思った。今はだいぶ落ち着いた生活をしている。でも高校の時とは違った充実感を感じて生きている。社会人になってもそんな充実感がある生活をしていきたい。
余談だが、一緒に制服ディズニーや原宿行った子達とは絶縁になったし、高校の時に一目惚れした若手芸人も、DMしていた若手芸人も解散した。
以上。