東京ドームに女神がいた テイラー・スウィフト:THE ERAS TOUR
・2024年2月、小学生の頃から気を狂わせられているテイラー・スウィフトの日本公演に行ったので備忘録を書こうとおもいます。
・ず〜っとこれについて書こう書こう思ってたけど、振り返ろうとすると写真と動画を見返し泣くことしかできない狂乱モンスターだったので、いつの間にか3ヶ月経ってしまいました...。懺悔。
・でも一生忘れたくないからできるだけ全部書くよ〜。
2023年6月21日 日本公演発表
・昨年6月、ついに日本公演が発表される。一気に賑わう界隈のTL。
・今回は2月7日〜10日の4日間。前回のreputation stadium tourは日本では2日間の開催で、わたしは1日しか行けず、わたしにとってもテイラーにとっても連日の公演ははじめて。
・4〜5年前くらいにテイラーを通して繋がった友達からも連絡がきた。VIPの12万の席を一緒に狙いに行くことになる。うれしい。アメリカ公演が発表された時にもふんわり会いたいねと話したけど、本当に一緒に行けるとおもってなかった。
・なんやかんやで発表からわずか1週間で2日目のVIP1チケットを1枚手に入れ、物凄い勢いで12万を吹き飛ばす。ファン界隈にいると感覚バグるけど、20歳一般大学生には当然超大金だった。冷静に考えれば。テイラーについて冷静に考えるという心意気はあまり役に立たない。それに、5年前のツアーから自分に誓っていたので仕方ない。
・チケットが取れたことがわかったあの瞬間ほど、神に感謝する瞬間はもうしばらくないとおもう。
・7月15日には最終日のVIP3のチケットも確保。さすがに倍率が高かったみたいで1日目のチケットは外れていた。
2024年2月 ライブ直前
・わたしが初日のチケットを確保したのは、2024年2月6日。前日の午後にギリギリ。リセールサイトも腱鞘炎になるかと思うくらい見てたけどなかなか取れず、もうダメかと思ってた。ステージサイド席だけどそんなの関係ございません。好きな人が遠いところから日本まで来ているのに、わたしがその場にいないなんてことがあっていいわけがない。
・ということで、わたしの今回のライブは1日目、2日目、4日目に決定。ステージサイド、VIP1、VIP3。席については後述するけど個人的にはめちゃ満足でした。
・計画性がないのでライブの準備も全部直前に詰めた。フレンドシップブレスレット(ビーズで歌詞や曲名が入ったブレスレットを作り、ファン同士で交換する文化)を大量に作りまくり、衣装を考え、調達、You Belong With Meでテイラーが着ているTシャツを真似して作ったりもした。
・準備の段階から本当にたのしかった。全然関係ない友達に「準備から楽しそうな(わたし)を見て楽しんでました」と言われてうれしかった。
2024年2月7日 1日目
・今でもこの朝の高揚感を覚えてる。これから4日間起こることすべてにワクワクして仕方なかった。直前で一日目のチケットを取ったのもあって、現実味がなく前日は普通にぐっすり寝た。
・ただ、予定が狂ったせいでこの日はバタバタ。
・まずマツパ。いちばんかわいい状態でいなくては+こんなパラパラカスカスまつ毛でテイラーに会えないんですけど?!という気持ちで、本来の前日とされる日に予約をとっていたわたしが悪い。
・終わったらパウダールームでメイク、キラキラストーンをつける。ライブ期間中、毎日目頭にキラキラのシール貼ってたんだけど離れ目だから顔に効く。毎日貼りたい。
・水道橋に移動。物販でトレーナーを購入。並んでいる最中に知らない女の子2人が「ブレスレット交換してくれませんか?!」と話しかけてきてくれた。テンション高くてかわいかった〜うれしかったです。
・2日目一緒に行くともだちとも一瞬合流。なにからなにまで準備不足なわたしに「13」を手の甲に書いてくれた。(13はテイラーのラッキーナンバー)
・コンビニで大福を調達。今回なんと3時間半の長丁場ライブなので尿意対策。
・開場。ステージサイドの見え方はこんな感じ。モニター近くて見えやすかった。
・写真を撮っていたら、後ろにいた女の子に「その手のブレスレット、写真撮らせてもらってもいいですか?」と声をかけられる。その子もギリギリでチケットが取れたらしい。話しかけてくれたのが嬉しくてブレスレット何個かおすそわけ。
・公演後、飲酒してたかのようなふわふわした気持ちで駅まで向かったら、水道橋の駅員さんが「お帰りのSwiftieの皆様」と呼びかけていて面白かった。なんすか、お帰りのSwiftieの皆様って。
・普段楽しいことがあった帰り道、寂しくて本当に泣きそうになるんだけど、1日目はまだこのあとに公演が残ってるというワクワク感でいっぱいだった。
2月8日 2日目
・わたしにとって本命の日。もちろんテイラーに会えるならば毎日が本命ですが。
・朝起きて準備。念入りにスキンケアして、丁寧にメイクして、丁寧に髪を巻く。ここだけの話、過去のどんなデートより大真面目に準備しました。
・この日一緒に行ったともだちは、Twitterで出会ったくせに最寄りが同じだったので、13時に駅で待ち合わせ。
・コンビニでまた豆大福を買う。
・いままでそんなに長時間会ったり喋ったりしたことある子じゃないし、その子も人見知りするタイプだと言ってたり、わたしも慣れない人とは結構会話に困るタイプなんだけど、ぜんぜん気疲れせず楽しかったし、一緒にいて楽な子だなとおもった。
・この日はわたしたちふたりがテイラーと出会ったREDというアルバムをイメージして、赤のスパンコールの衣装を着た。
・VIP BOXを受け取って入場。
・ず〜〜〜〜〜〜〜っとドキドキしてた。会場の外がちょっとひやっとして寒かったけど半袖の衣装で写真撮って、「あなたたちみたいに手に13って書いてくれない?!」っていろんな国の人に声かけられて、衣装かわいいねって言われて、フレンドシップブレスレット交換して、入場して上からアリーナを見下ろして、アリーナに入って意外と床がふかふかしてるなとか思って、みんながキラキラの衣装着て浮き足立ってて、知らない人にもたくさん声かけられて、写真撮り合いして、またブレスレット交換した。
・この四日間の東京ドーム、体感7割外国人だった。日本語で喋りかけられることの方が少なくてびっくり。アジアはシンガポールと日本だけだからそうもなるか。
・毎日2時間前とかに入場したと思うんだけど、毎日あっという間にライブが始まって次々終わってしまう。
・友達と一緒にさんざん歌って踊って泣いて叫んだ。本当に楽しかった。どんな言葉を使っても、この日を語り尽くせることはないと思うので、言語化は早々に諦めます。
・3日目はおやすみ。1日目2日目とライブに行って、2日目の夜寝る寸前までは体力的にも結構余裕で、結局写真見返したりして4時くらいに寝たんだけど、3日目の朝起きたら疲労が半端じゃなかった。テイラーもだけどわたしたちも体力勝負。
・しばらく放っておいた就活をして、YBWM Tシャツの仕上げ。ブレスレットもかなり在庫切れかけてたから何個か作り足した。
・2日間、とにかくバタバタしてた+アドレナリン出っ放しでお腹空かない+次の日浮腫みたくないで、大福くらいしかまともに食事をとっていなくて、久しぶりに米を食べた。ちなみに4日間で3キロ近く痩せました。
2月10日 4日目
・あっという間に最終日。
・おなじともだちとまた最寄りで待ち合わせ。最終日だからもう始まる前から寂しい。正直ドームに着くまで楽しみ<<<<寂しさの状態だった。
・最終日は大福ではなくカステラを食べました。
・この日はVIP3で、スタンド1階から。真正面の席で当たりだったと思う。
・この日が一番泣いた。最終日なのもあって本当に限界でした。最初から最後まで泣きっぱなし。終わった時にはファンデもマスカラもボロボロだった。
・終わって会場を出ようとしたらともだちから電話がかかってきた。電話に出た瞬間、ともだちが「どうしよう、終わっちゃった」と言って泣き出して、わたしまで号泣してしまった。東京ドームはうるさいし、電波が悪いしでなかなか話せず、外でやっと合流した。
・この日、わたしたち2人ともTaylor Nationというテイラーの運営的な公式アカウントにツイートを引用リポストされていた。
・会って、ハグして、リポストされた嬉しさとライブが終わったさびしさで、この世の終わりみたいに泣いた。ここ数年、あんなに泣いた日はない。
ライブの感想
・もう3400字も書いてるのに、まだライブの本編の話一個もできてないなんて信じられない。勘弁して。
・まず、Lover era:かわいいよね〜割とすきなアルバムです。ただ、毎回テイラーが出てきた興奮でCruel SummerのBridgeあたりまでの記憶があまりない。Cruel SummerのBridge、愛してます。めちゃめちゃ叫んだ。自分のリアクション動画見返したら本当に幸せそうで良い。The Archer、実際に歌ってるの見て、より好きになった一曲。
・Fearless era:わたしがファンになるより前のアルバムで、若かりしテイラーのパフォーマンスは何度も見てたけど、この目で見ることは叶わないのではないかと思ってたので爆泣きした。テイラーが生きてる時代に生きてるだけで、誕生ガチャ神引き。リリースから15年経ってるのに色褪せない。
・evermore era:毎回、木がニョキニョキ生えてるのにジワってました。すみません。個人的にはmarjorieとchampagne problemsがよかった。前後のスピーチで、TTPDを日本でアナウンスする可能性があったこととか、日本のkawaii衣装のこととか、テイラーの気持ちをそこにいるわたしたちだけに話してくれるのもうれしかった。
・reputation era:まあまあ叫んでたな、多分。Don't Blame MeとかLWYMMDの動画を見返すとかなりやめてほしいくらい叫んでいる。叫びすぎて記憶が飛んでいるので、かっこよすぎワロタくらいしか言うことがない。
・Speak Now era:こちらはかわいすぎワロタくらいしか言うことがない。ふわふわのドレスを着てギターを持ってLong Liveを歌うテイラー、あまりにクイーンでした。ずっと彼女のことをかわいいかわいいプリンセスだと思ってる節がある(可愛さだけで言えばプリンセスではある)んだけど、王子様を待つだけじゃなくて自分であらゆるものと戦って、道を切り開く姿が圧倒的クイーンだよ〜。𝐾𝐼𝑆𝑆
・Red era:「エモい」で片付けるのが嫌いですが、正直今の言葉で言うと「エモい」が一番しっくりくる。わたしとテイラーの出会いのアルバム。一番歌って、叫んで、泣いた。小学生の頃の自分に、それを歌うテイラーを肉眼で見たよと言ってあげたいね。テラハで有名なWANEGBTのセリフのところを小学生のとき初めて聴いて一生懸命練習したこととか、22を「22歳って大人!」と思いながら聴いてたこととか思い出して、小学生の自分対峙してる気分になった。10年経ってもそのひとのファンだよ。過去eraのテイラーだけじゃなくて、過去の自分にもまた会えた気がして、嬉しくて恥ずかしくて痛くて懐かしくて楽しくて、本当になんとも言えない気持ちだった。あと一番すきなAll Too Well(10 min)が聴けて本当によかった。めっちゃ叫び歌った。最終日の動画見返すと、信じられないくらい泣いててすごい。自分でもちょっと引くレベルに泣いている。
・folklore era:folklore cabinが素敵。the 1の "Take her home~ 🎶”のアレンジがマジで好き。音源じゃ物足りなくて困ってます。Bettyめっちゃ歌った。augustで走ってくるテイラーを目の前で見られなかったことだけが心残り。
・1989 era:後半戦なのに、ありえないくらい盛り上がる。前述したnationによるリポストは、Blank SpaceでchantのTokyo!をバカ叫びしている動画。嬉しいけど恥ずかしすぎる。しかも、その動画バ先の社員さんに見られてた。ワロタ。笑えません。
・acoustic session:今回のツアーでは、毎公演2曲ずつ(ピアノとギター)でサプライズソングが日替わりで歌われる。わたしが行った日のサプライズソングは、1日目がHoly Ground・Dear Reader、2日目がEyes Open・Electric Touch、最終日がCome In With The Rain・You're on Your Own, Kid。何が歌われても大当たりではあるんだけど、Redから2曲も歌われたこと、Midnightsのなかでもお気に入りの2曲が歌われたことが特にうれしかったです。Holy Groundの動画、信じられないくらい泣き声入ってる。Come In With The RainでFearlessから歌うって言った直後もすごい声してる。
・Midnights era:おわりが近づいてることに、毎日ここでやっと気づいてスーパー大ビビり&さびしさMAX。一日目は一番安い席だったのに、Anti-Heroでテイラーは端っこまで来てくれて大興奮。Midnight RainとMastermindの株がかなり上がった。
総括
・行きの電車の期待と緊張とか、開演3分前にカウントダウンがスクリーンに映された時の会場の熱気、会場にいる全員が友達に思えたこと、テイラーの姿が見えた瞬間の興奮、鼻の横に溜まってた涙の感覚とか、帰りに感じたとてつもないさびしさと少しの絶望も、3ヶ月経った今もまだ全部全部覚えてる。この先何十年もずっと大事に抱えて生きていくんだとおもいます。何があっても希望になると思えるライブだった。
・もう1年も続いてるこのツアー、3時間半45曲ぶっ通しでひとりで歌って、踊って、ファンの前に笑顔で立ってくれるその裏で、どれだけの努力があるのかを考えるだけで、本当に感謝しかないね。
・どんなに大きいステージに立つアーティストも、その数時間後には1人になり孤独だっていうし、彼女もそのひとりだと思うけど、テイラーがステージを降りても暖かくてハッピーな日ができるだけたくさんあればいいなと思う。
・幸せな瞬間を曲にとじこめて私たちにシェアしてくれるのももちろん本当にキラキラしていて素敵で嬉しいことなんだけど、テイラーが自分の人生を過ごすうえで、辛い時、しんどい時にもたった1人で自分と向き合って、詞を書いて、その曲を通して私たちに会いにきてくれるという行動が本当に愛おしい。
・ということで、またテイラーがわたしに会いにきてくれるまで、ファンの名に恥じないように、生きていきたいなと思います。または来てくれなくても、今度はわたしが会いに行けるようにがんばりたいね。