選ばなかった選択肢は輝きを増す。
きめることが苦手
コンビニのお弁当から、洋服まで、なにを決めてもなにを選んでも、
あとから結構後悔する
「選ばなかった方」が怨霊のように私にずっと付いてくる。
選ばなかった方と選んだ方の違いとは、「選ばなかった」ということだけ。えらばないと、その選択肢は急に魅力的な手の届かないものへと成り上がる。
目の前にある「選んだ方」よりも断然、未知の、目の前にない「選ばなかった方」が想像力の中で膨れ上がってく。断然いろんな可能性を見せてくれる。だって想像の中だから。実際を知らないのだから。そしてもちろん、どんどん「選ばなかった方」がよいものに見えてくる。
そういうことに日常的に出くわしているのだから、仕事や、人生の決断、
そういうものは本当に苦手。とくに最近、自分が何を選んでも後悔するってわかってからは(笑)もっと苦手になった。
ほんとにあほなほどに、自分でも、実際あっちを選んでても後悔してたはず
って思うのに、選ばないと決めた瞬間から選ばなかった選択肢は輝きを得て、急に「選ばなかったなんて私がばか!」って思うみたいな、そういう流れになる。それが選ぶ前から見えてる。
選ぶ前から、選んだ後に選ばないものを想って後悔に苦しむって
私はもう知っている。
だから、選びたくない。決めたくない。
決めずにただ漂っていたい。きめなくてよくない?
きめなければ、「選ばなかった方」は一生現れない。
線引きをしたとたんに、価値がうまれるんだなあ。
しかも選んでない方に価値が生まれる。
ややこしい世界だあ