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【大人のひとり暮らし】友人たちの結婚報告、彼氏できた報告。42歳の今、私が思うこと。

来てくださって、ありがとうございます。
牧ハナコです。


職場の後輩から、「付き合っていた人と入籍しました」
という報告と、
大学時代の友人から、「彼氏ができた」
という報告を受けた。


後輩(30代半ば)については、
数年前から、
彼氏がようやくできたんですーという話を聞いていて、
その彼氏というのは、同じ職場にいる方なので、
なんというか、周りのみんなも知っていて、
いつ結婚するのかなあ、あのふたり、という空気で。

大学時代の友人は、
もう知り合って、20数年。
卒業して、他県にいながらも、
年に最低でも1回は会って、
恋愛や仕事のこと、家族のこと、
知らないことはないくらいにしゃべり合っていた仲で。

そんな友人は、
彼とは、アプリで出会った年下とのこと。
42歳と28歳という歳の差ながら、
とても気が合って、
お互いがいっしょにいて、楽に感じるらしい。


そんな、おめでたい報告を続けて聞いたこの頃。


おそらく数年前の私だったら、
きっと心がざわざわして、
おめでとうと言いながら、
心のなかでは、
もやもや、焦り、自分はこのままでいいの?
みんなすごいなあ、ひとりひとり、今私がいるレールからはずれて、
あちら方面に行っている、ダメだなあ自分、
彼氏いない状況同士のほうが、話してて楽しいのに…
大事にしてくれる人がいるなんて、すごくうらやましい!

いろんな思いが渦巻いて、
ぐるぐるもやもやと考えていただろうなあ、と思った。


私は、今のまま、このまんまでいい、
ひとり暮らしや、自分だけの時間の使い方の、
ここちよさややすらかさを、
素直に楽しめるようになってきた今、

もちろん少しだけもやもやはするし、
自分、このまんまでいいんだろうか、はよぎるけれど、
素直に、「おめでとう!」と思うのと、
むやみやたらなうらやましい気持ちは不思議なほどなりをひそめていて、

パートナーがいることで得られる喜びはものすごく大きい。
でも、いることで、悩むことや辛いこと、失うもの、
というのも、確かにあるのだよなあ、と、
フラットな気持ちで受け止められるようになっていて。


自分が好きな映画を、こころおきなく観に行けること。
お正月、義父母へあいさつに行く義務もなく、
好きなだけおやつやお惣菜を買い込んで、
録画した紅白をのんびり眺められること。
小さな不満からけんかをして、
LINEで言いたくないことや聞きたくないことの応酬をしないで済むこと。
おうちのなかのインテリアを、好みにしつらえて、
気に入ったうつわにコーヒーを淹れて、ほっとひといきつくこと。


私が今、普通に手にしているあれこれは、
当たり前のことではなく、
パートナーがいないからこそ、
好きなだけ、楽しめている、という点も、
もちろん、あるのだよなあと。


後輩と友人に、
本当に良かったね、ずっと仲良く、楽しい時間を過ごしてね、
と、心から思いながら、
うーん。私もそういう人が、また、いつか。
でも今のこの幸せも、悪くないんだよなあ。

ということを、
職場の庭に咲いてた赤い実をこっそりもらって、
お部屋に飾りながら思ったクリスマス。


読んでくださって、ありがとうございました。

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