【屋久島レポ】新婚旅行にいってきました(2日目)
2泊3日の新婚旅行。
初上陸の屋久島は、緑豊かで空気が爽やか。お天気にも恵まれ、とっても素敵な思い出になりました。
待ちに待った「縄文杉トレッキング」
新婚旅行2日目の朝のスタートは早朝4時40分!!かねてからずっと行ってみたかった「縄文杉トレッキング」という特大イベントに参加します。
宿泊しているホテルまでガイドさんが迎えにきてくれました。同じツアーに参加するのは我々夫婦と、1人参加の62歳女性のみ。63歳のベテランガイドさんと4人で行動を共にします。
ホテルのロビーへ向かうと、前日にお願いしていたお弁当セットをいただけました。パン、バナナ、みかん、おにぎり、おかず、カロリーメイト……と、かなり充実な内容です。
ガイドさんの車に乗り込み、バス停へと向かいます。縄文杉のトレッキングを希望する人は必ずこのバスに乗らなくてはいけないんだそう。自然保護の観点から、自家用車での入山は制限されていました。バスを待つ間、激早朝ごはんをいただきます。ガイドさん曰く「かさばるパンから食べるように」と。まだ空腹は感じない時間でも、この先の運動量を考えると食べるしかないようです。かき込むようにパンを胃へと送ります。
バスを降りれば「荒川登山口」
35分ほどバスに揺られて、たどり着いたのは「荒川登山道入り口」。何と線路が引かれています。線路の始まり付近にはまだまだ現役のトロッコが。今でもたまに大きな荷物を運んだりしているんだそう。
屋久杉トレッキングの半分はトロッコ道を進みます。緩やかな傾斜はあるにせよ、大自然のなかもくもくと、トレッキングのスタートです!
見渡す限りの緑とささやかに聞こえる水流の音
天気に恵まれ自然を全身に感じられる空間。皮膚や肌まで心地よく深呼吸を繰り返します。
「次の休憩所まで1時間です」
とガイドさんのご案内。ここから1時間歩き続けることにわくわくした感情で溢れます。
普段だったら、
「え?1時間歩きつづけるの?」って驚愕ポイントになるはずなのに。
普通に猿や鹿に出会う
普通に鹿がいます。前日も車道を鹿が歩いていたので、いるだろうなぁーとは予測しつつも、車の窓越しに会うのとはまた違う感動がありました。
至近距離に猿もいます。こちらも全く警戒心なく、食事に夢中。
念願の「ウィルソン株」
トロッコ道を抜けて、さながら登山の縄文杉トレッキング。縄文杉に次ぐ観光スポット、ウィルソン株へ立ち寄ります。
こちらのウィルソン株、なんと円周13.8mもあるんだとか。「ウィルソン博士が発見したからウィルソン株と呼ばれています」。こういうガイドさんのひと言で、ぐっと学びが深まります。
ウィルソン株も以前は大きな1本の屋久杉であったんだそう。倒木部分を見ることもできました。
名物の写真スポット。ウィルソン株の中は空洞で、なかなかに広い。角度によってはハート型に見えると以前、話題になっていました。そんなハート写真をガイドさんが最高な角度でパシャリ!
ガイドさんはスマホのカメラ機能に精通。iPhoneを渡してお願いすればパノラマ機能で臨場感たっぷりな記念写真も撮っていただけました。
たどり着いた「縄文杉」
縄文杉へ近づくにつれトイレがなくなってくるという、ちょっとしたスリルとも戦いながらどんどん山奥へと進んでいきます。
ウィルソン株から縄文杉の間には、自然の中で浄化された文字通りの「天然水」を楽しむことができますが、尿意を感じるのが怖くて私はチョロっと1口、口に含む程度に。動き続けている身体に染みる浸透力高めな飲み心地でした。
屋久島トレッキングの「3つの地獄」と呼ばれる難所を超えると、やっと縄文杉へと到着できます。「3つの地獄」とは急斜が特徴の長めな階段道。ガイドさんの歩みを頼りに、まるきり同じ足跡を踏みしめます。
そしてやっとたどり着いた縄文杉。お天気がよく、屋久島特有の霞のなかの縄文杉、神秘的な縄文杉とはまた違う、快晴のなかの縄文杉もまた風流なもの。堂々と構えていました。
「縄文杉は形が悪いから、ここまで長く伐採されずに残っているんです」。ガイドさんのお話に興味を惹かれます。屋久島では江戸時代、鹿児島の藩へ杉の板を献上していたんだそう。真っ直ぐと伸び、綺麗に年輪が刻まれた屋久杉の板は、建物の屋根などに使われていたんだとか。
でも「縄文杉」は形が悪かった。江戸時代、商品としての価値を見出されることはなかったそうです。だからこそ4000年も同じ場所に存在し続ける「縄文杉」からは、荘厳な佇まいと併せて強運のパワーまで感じとることができました。
トレッキングの帰り道は「水辺」に立ち寄る
行きは時間が読めないので、帰りに立ち寄ろうと話していた、きれいな水の流れる水辺。
川の水が透き通っています。
エメラルドグリーンに輝く水面からも、生命力を感じます。
2日目も大充実でした
屋久島新婚旅行のメインイベント「縄文杉トレッキング」は本当に気持ちがよかったです。この空気を少しでも多く吸いこみたいと身体いっぱいに呼吸をしていました。
「また屋久島に来ることがあったら何がしたいですか?」
とのアンケートに、「もう1度、縄文杉に行きたい」と書きました。彼は、ヘロヘロになりながら、俺は「ダイビング」と言っていました。
「ゆうこが終始楽しそうでよかった」と彼に関心されるほど、素敵な時間を過ごすことができました。