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藤棚とチャリとボール
ここにはきっと子供がいたことがわかる。そして大人もいたのかなぁ。「さぁ行くよ」と声をかけられチャリを降りて置いてけぼり。ボールは忘れられ萎むのを待つ。前に片付けられるだろうなぁ。チャリ柄から女の子であると考える。多様性の時代そうも言い切れないけど。二十数年ここに住んで藤が咲いたのは数回。藤棚と呼べる場所ではない。この場所には遊具があった。古い住人らが撤去しろと言う。そして撤去。仕方なかった。使用期限の切れた遊具は危険物扱いだから。でもね新しい人たちにはそう見えないんだよね。老人が「いらないから撤去」と言ったように感じる。それもある。しかしだ専門家から見れば使用期限が過ぎた遊具は管理者責任として放置できないことであり、説明が足りないと揉めるよね。
この古いマンションの裏庭にぼつんとあるかわいいチャリを見て、なんか嬉しくもあり寂しくもありそんな感情が湧く自分であった。
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