「あやかし課」に感謝を伝えたい。
私が京都府警あやかし課の事件簿に出会ったのは、中学二年生の秋のことでした。
コロナ禍による休校に、部活や行事の禁止など、学校生活への制約が続く日々。仕方ないことだと分かりつつも、どうしてもやり切れない気持ちは拭えず、私は学校生活に対して無気力になっていました。
そんな時、なぜか惹かれて手に取った本が「あやかし課」です。
初めて序章を読んだ時、「あぁ、私この本絶対好きだ!」と確信しました。「君は、魔除けの子になったんやで」という台詞にすごくわくわくして、続きが気に