〔執筆奮闘記10〕クイズ
◆テレビにあって論文にないもの
質問です。
テレビの健康番組では定番なのに、
医学論文に出てこないものは何でしょうか。
①個人的な意見
②仮説
③クイズ
正解はクイズです。
医学論文では、読者に対して正解を問いかけることはありません。
一方、テレビの健康番組には、必ずといっていいほど、
クイズが盛り込まれています。
質問されると脳が刺激され、疑問を持って番組を見るようになるからです。
◆クイズの種類
どのようなクイズがあるのでしょうか。
3つのパターンを挙げてみましょう。
Ⅰ、3~4択で、正解を答える問題
質問:アトピー性皮膚炎で、皮膚炎をおこさない部分はどこでしょうか。
①鼻
②手のひら
③おしり
正解は①です。鼻はあぶらぎっているため皮膚炎を起こしません。
→保湿が大切、と展開していきます。
質問:危険な睡眠とは?
①よくトイレに行く
②寝言を言う
③いびきをかく
④起きると眠れない
正解は③。睡眠時無呼吸症候群の可能性がある、と続きます。
Ⅱ、間違い探し
質問:家族が倒れたら、どのように対処したら良いでしょうか。間違いを一つ。
①つねる
②仰向けに寝かせる
③119番に電話する
間違いは②。嘔吐したものを誤嚥するから、と続きます。
Ⅲ、選択肢のない設問
質問:8割の人が1度は体験、85%は原因不明、真面目な人ほどなりやすい
何の病気でしょう。
正解は腰痛です。→腰痛の話が展開します。
ところどころにクイズが入ると、健康番組も飽きず、
見てても楽しいですね。
最期の質問です
執筆に際して、クイズを取り入れる、どうなるでしょうか。
①内容が軽くなる
②余計分かりにくくなる
③執筆の幅が広がる
もちろん③でしょう。
楽しく読んでもらえる文章を目指します。
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