![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/81548960/rectangle_large_type_2_d7e71a6fe33fb016263c89f0a4742f03.jpeg?width=1200)
香料をやめると、香害が分かる
「『柔軟剤のニオイがする、香害だ』と言われても、私には正直分からない。」
そんな人が多いでしょう。
「かすかに柔軟剤のニオイはするけれど、それほど問題ないのでは」
そんな人もあまたでしょう。
そんな方へ。
香害のニオイが分かる方法があります。
◆鼻の慣れ
嗅覚には、「慣れ」という特徴があります。
トイレで「うっ」と臭っても、しばらくするとニオイが分からなくなります。
これが「慣れ」です。
日々、香料入り洗剤を使っていると、
鼻がマヒしてニオイが分からなくなるのです。
私も、数十年前より、病院の消毒のニオイが分からなくなりました。
子どものころ、病院に行ったとき、独特の消毒のニオイがしたのを覚えています。
子ども心に「病院のニオイ」を感じていました。
医師になってより、「病院のニオイ」が全く分からなくなりました。
家族は、私から発する「病院のニオイ」が、よく分かるそうですが・・・。
◆香料断食
香害を感じるには、「香料断食」でしょう。
柔軟剤と合成洗剤をいったんやめると、
そのニオイが分かるようになります。
代わりにどんな洗剤を使えば良いのかは、「合成洗剤や柔軟剤を使わない あんしん 安全 お洗濯」の記事をご参照ください。
香料を使わない洗濯をしても、服にしみついた香料が抜けるのに、
2週間はかかります。
香料断食をして2週間すると、他人の香料のニオイが分かるようになるでしょう。
◆噴霧型の除菌消臭剤
先日、歯科から帰ってくると、服の背中から化学物質臭がしました。
コロナ対策のためか、イスのシートを噴霧型の除菌消臭剤で、プシュプシュと消毒しているのでしょう。
そのためか、服も下着もズボンも、そのニオイが染み付いていました。
歯科ではそのニオイに気づきませんでしたが、「慣れ」によるのでしょう。
コロナ対策は、極めて重要なことです。
渡辺一彦医師は、医療機関や介護施設、学校では、アルコール消毒の代わりに次亜塩素酸水を勧めています。
大いに検討の余地があると思います。
参考文献
渡辺一彦:「香害で社会生活を奪われた人々」,月刊保団連 1366:11-17, 2022
*********************
★質問募集★
日頃のなにげない疑問
ネットの◯◯って、本当なの?
そんな疑問、質問、お待ちしております。
*********************