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香料をやめると、香害が分かる

『柔軟剤のニオイがする、香害だ』と言われても、私には正直分からない。」
そんな人が多いでしょう。

「かすかに柔軟剤のニオイはするけれど、それほど問題ないのでは」
そんな人もあまたでしょう。

そんな方へ。
香害のニオイが分かる方法があります。

◆鼻の慣れ

嗅覚には、「慣れ」という特徴があります。
トイレで「うっ」と臭っても、しばらくするとニオイが分からなくなります。
これが「慣れ」です。

日々、香料入り洗剤を使っていると、
鼻がマヒしてニオイが分からなくなるのです

私も、数十年前より、病院の消毒のニオイが分からなくなりました。
子どものころ、病院に行ったとき、独特の消毒のニオイがしたのを覚えています。
子ども心に「病院のニオイ」を感じていました。

医師になってより、「病院のニオイ」が全く分からなくなりました。
家族は、私から発する「病院のニオイ」が、よく分かるそうですが・・・。

◆香料断食

香害を感じるには、「香料断食」でしょう。

柔軟剤と合成洗剤をいったんやめると、
そのニオイが分かるようになります。

代わりにどんな洗剤を使えば良いのかは、「合成洗剤や柔軟剤を使わない あんしん 安全 お洗濯」の記事をご参照ください。

香料を使わない洗濯をしても、服にしみついた香料が抜けるのに、
2週間はかかります。
香料断食をして2週間すると、他人の香料のニオイが分かるようになるでしょう。

◆噴霧型の除菌消臭剤

先日、歯科から帰ってくると、服の背中から化学物質臭がしました。
コロナ対策のためか、イスのシートを噴霧型の除菌消臭剤で、プシュプシュと消毒しているのでしょう

そのためか、服も下着もズボンも、そのニオイが染み付いていました。
歯科ではそのニオイに気づきませんでしたが、「慣れ」によるのでしょう。

コロナ対策は、極めて重要なことです。
渡辺一彦医師は、医療機関や介護施設、学校では、アルコール消毒の代わりに次亜塩素酸水を勧めています。
大いに検討の余地があると思います。

参考文献
渡辺一彦:「香害で社会生活を奪われた人々」,月刊保団連 1366:11-17, 2022

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