〔チャドクガ皮膚炎〕 黄色い「ガ」には近づかない
家の壁、玄関の壁に、黄色の「ガ」を見たことはありませんか。
近づかない方が安全です。
ガの粉が服や皮膚につくと、ぶつぶつの湿疹ができることがあります。
◆服についただけでも
黄色いガの正体は、チャドクガ、ドクガ、モンシロドクガなどの「ガ」です。
羽根には粉がついており、顕微鏡でみるとトゲのようになっています。
この粉が皮膚につくと皮膚に刺さり、半日~1日後に炎症を起こします。
米粒くらいの大きさの赤いぶつぶつがたくさんでき、猛烈にかゆくなります。
腕に赤いぶつぶつができて受診された患者さん。
庭仕事をしていて、黄色いガを見かけたが、触っていないとのことでした。
直接触らなくても、服についただけでも、薄い服ならば通り抜けて湿疹ができることがあります。
また、葉っぱについた黄色い粉が、間接的に皮膚につくこともあります。
◆水で洗い流しましょう
もし、粉が皮膚についたらどうすればいいのでしょうか。
手で払わず、水道の水で洗い流しましょう。
ひどい湿疹ができたら、皮膚科を受診しましょう。
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