![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/85408093/rectangle_large_type_2_ce29fd7fc194d66cc64efa4b5012aa6a.jpeg?width=1200)
わき汗は、アルミでふたをしよう
夏は体臭が気になる季節。
若い人に多いのが、「わき汗」「わきのニオイ」でしょう。
◆汗か、ニオイか。それが問題だ
わきの悩みに2種類あります。
「わき汗が多い」と、「わきのニオイ(わきが)」の2つです。
それによって対処法も異なってきます。
今回は「わき汗が多い」にスポットを当てます。
◆4つの成分
市販のデオドラント製品の成分は、4種類に分けられます。
①制汗
汗の出口にふたをして、汗を出ないようにします。
②殺菌
出たばかりの汗はほとんどニオイがないのですが、
皮膚の表面にいる細菌に分解されてニオイを発するようになります。
それらの菌を殺菌します。
③消臭
発生したニオイ成分と結合して、ニオイを少なくします。
④香り
香水のような他のニオイによってまぎらかします。
◆塩化アルミニウム推し
「わき汗が多い」という悩みを解決するには、①の制汗作用が重要です。
②殺菌、③消臭、④香りは、この際、関係ないでしょう。
汗が出る穴にふたをして、汗を出ないようにする薬剤に幾つかありますが、最も一般的なのが「塩化アルミニウム」です。
「クロルヒドロキシアルミニウム」とも言います。
医療現場では、主に「20%の塩化アルミニウム液」が用いられています。
これが実によく効きます。
1回ぬれば約3日間、汗が止まります。
ネット通販で「制汗剤 塩化アルミニウム」で検索すると、
「塩化アルミニウム13%配合」という商品がヒットしました。
13%が厚労省の許可の上限なのでしょう。
他にも「塩化アルミニウム」「クロルヒドロキシアルミニウム」配合の制汗剤はありますが、何パーセント配合されているのかが書かれていません。
私がもし、市販薬を試すのなら、「塩化アルミニウム13%配合」を使ってみたいです。
参考文献
1)久加亜由美:「体臭の多様性」,MB Derma. 309: 67-74, 2021.