〔執筆奮闘記6〕書けない2つの理由
筆が進まない理由に2つあると思われます。
●発表の場がハッキリしてない
一つは、「発表の場がハッキリしていない」ことです。
ブログに書くのか、雑誌に載せるのか。
それとも本にするのか。
それがハッキリしていないと書く気が起きません。
まずは、それを決めたいものです。
「ゆくゆくは本にしたい」
それが、執筆を志す人の夢でしょう。
書いたからといって本になる保証はありません。
編集者の目に止まらなければなりません。
編集側からすると、沢山ある中から良いものを選びたいのが心情です。
編集者と言いましても、読者の代表です。
編集者の要望は、読者の要望でしょう。
どうすれば「読者が読みたいもの」が書けるのか。
それを考えるのも大事ですが、とにかく書きまくろうと思います。
●書きまくる
手塚治虫は、400ページの長編漫画『来るべき世界』を書くのに、
1000ページ書いたそうです。
1000ページのうち、400ページを抜粋して本にしました。
600ページは無駄だったのでしょうか。
『ドラえもん』の作者、藤子不二雄はこう述懐しています。
「600ページは無駄ではない。
知られざる600ページが支えたからこそ、
『来るべき世界』が大傑作になったのだ」
手塚治虫といえど、デビュー当時は、新聞の4コマ漫画を担当していました。
20作描いて、その中から一つが採用されるという厳しい状況だったそうです。
この場合も、「ボツ」になった19作品によって支えられた「採用作品」
ということでしょう。
幸い、ブログという発表の場があります。
「渾身の一作」を書こうとすると筆が重くなります。
下手な鉄砲も何とやらで、まずは書き癖をつけようと思っています。
●締め切りがない
筆が進まないもう一つの理由は、「締め切りがない」ことです。
「緊急×重要マトリックス」で考えてみました。
①緊急で重要 :仕事
②緊急でないが重要 :自己研鑽、体力作り
③緊急だが重要でない :事務処理
④緊急でも重要でもない:娯楽
執筆は②の自己研鑽に相当すると考えます。
「②緊急でないが重要」なことが後回しにされるのは、
締め切りがないからではないでしょうか。
「締め切りがない漫画は書けない」(by 藤子不二雄)
「締め切り効果」をねらって、週に1話、短くても書こう決心しました。
おもしろ半分で「それいけ! 花まる先生」を描き始めましたが、
楽しくなってきて、ちょっとはまっています。
この漫画は「緊急×重要マトリックス」でいうと?
う~ん、「④緊急でも重要でもない:娯楽」でしょうか。
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