
足の爪が濁ってる。 それ、爪水虫です
足の親指を見てください。
爪の先が濁っていませんか。

黄色かったり、白かったり、茶色だったり。
それは、爪水虫かもしれません。
◆爪水虫とは
爪水虫は、水虫菌(白癬菌)が爪に感染する治りにくい病気です。
一番なりやすいのは、足の親指です。
いきなり爪水虫にはなりません。
足の水虫を長い間放置していると、
水虫菌が指先の皮膚から爪に侵入します。
侵入の門戸は、爪の先です。
爪の横や根元から入ることは滅多にありません。
爪の先に到達した水虫菌は、爪の裏側に沿って爪の奥に入っていきます。
爪の奥に入れば入るほど、治療は難しくなります。
◆爪水虫を放置しない
爪の水虫は軽視されがちです。
なんといっても、かゆくありませんから。
「爪が濁っているだけでしょ」と放置されてしまいます。
足の水虫の治療しても、何度も再発する人がいますが、
その理由は、爪水虫があるからかもしれません。
爪に水虫がいると、たとえ、足の水虫をキレイさっぱり治しても、
爪から足に菌が逆輸入されてしまうのです。

足の水虫を完治させるためにも、爪水虫を許してはいけません。
◆予防が大事
爪水虫になってしまうと、治療に何倍もの労力がかかります。
足水虫の放置により爪水虫に移行しますので、
まず、足の水虫を確実に治すことが大切です。
薬をぬるときは、爪の先にもぬりましょう。
爪の先が2mm程度濁っているくらいなら、
通常の水虫の薬でなんとかなります。
白く濁ったところを、やすりでできるだけ削り、薬をぬりましょう。
爪の奥まで水虫菌が入り込んでいる場合は、専門の治療が必要です。
皮膚科を受診しましょう。