8/14 ありがたみ旅行
一旦寝させてください。加藤です。
不意の質問で恐縮ですが、皆さんは当たり前のものに感謝していますか?
身の回りにあるモノや支えてくれている人、当たり前のものへのありがたみを忘れていませんか?
加藤は今日久しぶりの休みだったので、少しえっちなお店に行くか、実家に帰るかの2択で迷っていたのですが(実家は少しもえっちではない)、どっちにしろ屋根があります。
この暑い夏、屋根やクーラーがあり涼しい環境で生活できる"ありがたみ"が薄れてきていると思いませんか?
そういった当たり前のことに感謝するために一念発起して旅に出ることにしました。
その名も「ありがたみ旅行」
そんなわけで自転車で奈良まで行くことにしました。
加藤は大阪市内に住んでいるのでかなりの距離になります。
炎天下にさらされながら自転車を漕ぐことで、快適な室内環境、公共交通機関の存在等、様々なことへのありがたみを感じることができるのです。えらいでしょ。
めっちゃ暇やん!(関東の方は「すごい暇じゃん」)と思うかもしれませんが、暇ではありません。
やらなきゃいけないタスクは山ほどあるのですが合間を縫ってやってます。そういう目で見てやってください。
そんじゃしゅっぱつ!!
まず最初に思ったのがとんでもなく暑い。
家を出た瞬間に全て中断してマリオカート8をやろうか迷ったくらい暑い。
それでもメタルマリオはあんな暑そうな格好をしながらレースに参加していると思うと加藤もやる気がでてきました。
大阪から自転車で奈良へ行くには傾斜がゆるやかな国道25号線を使うのが一般的らしいのですが、それではこの旅行の意味がありません。
推奨ルートをガン無視して山を越えることにしました。
一つ言い忘れていましたが加藤が乗っているのは9800円で買った中古のママチャリです。
マウンテンバイクとかいう山を越えるのにとっておきな自転車もあるそうなのですが今回は縁がなかったということで。
いざ山道に入るとそれはそれは過酷なものでした。
自転車で山を登るとはいったものの坂が急勾配すぎるため、自転車を押して進むしかありません。
灼熱の太陽に焼かれながら鉄の塊を抱え進む羽目になりました。
険しい山道であるが故ゲオはおろか、TSUTAYAすらも見当たりません。自然の恐ろしさが垣間見えます。
地獄の山道を抜け、頭がおかしくなるほど疲れました。
途中に大きな山の渓谷みたいな場所があったのですが、なぜか大笑いしてしまいました。
山を降り、かの有名な竜田川に到着します。
ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
「いや、なんでやねん!どう言う意味やねん!」
朦朧とした意識の中、在原業平に的確なツッコミを入れ踵を返すことにしました。
帰りは25号線を使いました。行きも使えば良かった。
感想:めっちゃ疲れた。(名古屋人と福岡人のキメラなら「でら疲れたっちゃん」)
タイトルに「旅行」と書いてみたものの「移動」と言った方が正しいです。
尻がサドルの形にへこみゆくのを感じながら、致死量の陽の光を浴びました。
陽の光サイドもこんなに浴びられると思ってなかったでしょう。
今回感じたありがたみ
・家 ★★★★★
・冷房設備 ★★★★★
・交通機関 ★★★★★
・ゲオ ★★☆☆☆