ADHD看護師のやらかしと対応策について。
シルバーフィットネスの介護施設で働いて1年半。
今週、仕事で大きなやらかしをしてしまった。
現在、看護師/介護予防運動訓練士というポストでシルバーフィットネスの現場で働いている。
今まで、片付けの時にお茶を床にこぼすとか
シンクに流そうとした飲み物の残りをごみ箱に入れちゃったりとか
コーヒーに入れるスティックシュガーのくちを、コーヒーに浸しちゃって砂糖が出てこないとか
小さなやらかしは数知れずだったが
大きなやらかしはしたことがなかった。
理由は、ゆったりした時間が流れる介護施設であることと
所長や同僚が私の失敗をいつも笑ってくれるのでリラックスして仕事できていたためだ。
今回のやらかしは、私の異常な物忘れにより、利用者さんが激怒し、ほかのスタッフに迷惑をかけてしまった。(利用者さんは許してくれて利用を継続してくれたので、その点は救われたのだが。)
けれどピンチはチャンスという言葉がぴったりの出来事で
この事件により、より良い職員間&お客さんとの関係を気づいていけそうな方向に。
やらかしの具体的内容。
移動中に「スクワットしたい」というAさん。
「移動の時間になったので後でやりましょう」と
言って、周りにいたスタッフ二人も私もAさんも忘れてしまった。
帰りの車の中で思い出したAさんが烈火のごとく運転していた仲良しの同僚Cさんに怒りまくり
施設全体たるんでいる&悪いのはジェニファだけではない。施設に物申したい&消毒で忙しいのはわかるが、お客さんをもっと見てくれ
とお叱りを受けた。
この日はスクワット要員がおらず、私は他の方の個別口腔体操に入っていたため、Aさんのスクワットをする余裕はなかった。
その背景
以前は「スクワット要員」として
特定の時間は①スクワット②マッサージ機使用の補助という内容に没頭できた。
しかし1年ほど前から、「口腔体操」という看護師のみに与えられた内容も
プラスして行うことになって
①口腔体操②スクワット③マッサージ機の使用補助
3つの同時並行作業をすることになった。
同時並行作業が苦手だけど
利用者さんに心地よく過ごしてほしい、楽しかったな、と思ってもらいたい一心で
取りこぼしがないように、ひとりひとり声をかけていた。
しかし
①スタッフはマイナス1の状態で回している。看護師は口腔体操&スクワット&マッサージ機の使用補助&水の用意(場合により)&トイレ誘導を同時に行うので、無料サービスであるスクワットは優先順位が下がり、終了時間に間に合わないことがあるが、それに関して不満は出ていないか。
②最近、口腔体操するのがとても楽しくて、過集中してしまう傾向があった。
③口腔体操が白熱しすぎて、時間がオーバーする傾向があるため、スクワットは一番忙しいトレーナーCさんがフォローしてくれていた。
④Cさんがフォローしてくれるのが、ありがたいが、忙しい思いをさせて同時に申し訳ないと思う。かといってお金をいただいている口腔体操を疎かにはできないし、スクワットもやってあげたいし、寂しそうにしている方には話しかけてあげたいしで、心が引き裂かれそうになる。
⑤半年前から3度、所長に進言・報告・相談していた。スクワット要員が不在であることに関してお客さんから不満がでていないか、また②③④の件についてもつい先週に悩みを話したばかりだった。
施設の考えとしてはスクワットは無理して行わなくていい、という方針だった。
そんな中でのやらかし発生、だった。
やらかしのあと取った行動。
①いったん落ち込む。(以前は落ち込まないようにしていたが、余計ひきづるので「一旦落ち込む」ことを自分に許可を出した。)
②約束を忘れてしまったのは私なので、Aさんが来た時にまず謝罪した。
③所長に、忘れんぼ対策としてホワイトボードを買ってもらった。(みんなの目につくところにおいてチェックする。)
④同僚は私が不注意優勢混合型ADHDであることを全員知っているが、今一度、私の症状について説明し協力を求めた。
→「忘れっぽい」というのが最大の特徴であること、緩和するように努力はしているが忘れていたら
声をかけてほしいこと、単純作業や同時並行作業がひどくニガテで実はいつもドキドキしているということ、を伝えていく。
→サポートしてくれるもう一人の看護師Fちゃんもよくわかってくれているので相談したところ意外なことがわかった。
〇ジェニファの得意なこと:人前で口腔体操を教えること。スクワットをうざすぎるくらい丁寧に教えること。
〇Fちゃんの得意なこと:事務作業や単純作業を間違いなく行うこと。
ならば、二人で同じことをするのではなく
二人が一緒に勤務するときには
お互いの得意なことをやっていこう、ということになった。
その方が効率的だし
抜けがない。
⑤利用者さんに協力を求めた。
理解して協力してくれそうな利用者さん(認知症がない方で、かつ施設が好きで通ってくれて、私と信頼関係ができているひと)
には自分が発達障害で前頭葉の萎縮があり、一番の症状が忘れっぽいこと。
私が何か忘れていたり、粗相があれば、①遠慮なく②その場で声をかけてほしいこと。
(高齢者さんは遠慮がちなので、我慢して言わなかったりする。)
発達障害の症状を良くするために
食事療法やカウンセリングに通って
症状を緩和しながら
才能の突出した部分はより伸ばしていくように努力を始めたところであること。
世界は優しい
やらかしをしたことで、迷惑をかけたり落ち込むことはあったけれども
その後の対策をすばやくとったことで、職員&利用者さんとの結束が深まったのは確かだし、今後働きやすさが増していくと思う。
所長は、以前から私が言っていたことが、予感的中だったため責任を感じているようで、私を一度も責めなかったし、それどころか、俺らがもっと動かなきゃいけなかった、とフォローしてくれた。
とはいえ
今週は謝罪しなくてはいけない、やらかしのせいでみんなに迷惑かけた、と落ち込んだだけではなく
やらかしを極力減らすために
とても神経を配ったので
ひどく疲れたのか
眼精疲労?で目が真っ赤になり、ひどいクマができてしまった。
毎日ホットヨガでトレーニング&ヒーリングしているにもかかわらず
体も顔もむくんでいるため
今週末はマッサージに行ってリトリートしてこよう。
やらかしのおかげで、また新しい展望も見えてきたのでそれはまた次回に…。
ナマステ。
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