「インタビュー原稿の書き方」を学ぶ!京都ライター塾第5回目を受講して思ったこと
50歳からは、「好きなことをして生きていきたい」。
そんな思いから私は、7月から江角悠子さん主催の、京都ライター塾を受講しています。
久しぶりの学生気分で課題に取り組み、暑い熱い夏を過ごしました。
気がつけばもう秋、講座も残すところあと2回というところまで来てしまいました。今回は第5回目、テーマは、「インタビュー原稿の書き方②」。
「好き」なだけじゃ伝わらない
前回の講座で、講師の江角さんにインタビューするというテーマで書いた、企画書のフィードバックがありました。初めて書いた企画書は、自分の好きなことを書きたいという思いが強くなってしまい、うまくまとめることができませんでした。当然、皆さんにもうまく伝わらず、私って本当にこういうの向いてないなって、勝手に落ち込んだりもしていました。
そんな気持ちを前回のレポート記事に書いたところ、江角さんや受講生の方々から、ありがたいコメントをいただきました。皆さんの言葉を励みに、どうにか自分で納得できるレベルまで修正した企画書を提出して、江角さんへのインタビューに望むことができました。
共に学ぶ仲間がいるって本当に心強いなぁと、改めてしみじみと感じています。
でもやっぱり、「好き」なテーマは楽しい!
前回の講座で、江角さんから教えていただいた事を元に、事前準備がしっかりできたお陰で、思ったよりインタビューは落ち着いてできました。
何より自分の好きなテーマだったため、次から次に自然と質問が浮かんできて、想定していた以上に興味深い内容のお話をたくさんお聞きすることができました。
原稿を書く間も、今までで一番ハイテンションで、楽しく書くことができました。あー、やっぱり、自分の好きなことだったらスラスラ書けるんだなぁ、ワクワクする文章だけを書いていきたいなぁ、と改めて思いました。
ただし、あまりにハイになって書いてしまったため、とにかく全力でやり切ったという思いが強く、放心状態に。
こんなに何かに夢中になることなんて、本当に久しぶりで、それはそれで嬉しかったのですが、原稿を冷静に推敲する間もなく、期限ギリギリに提出するのが精一杯になってしまいました。
編集者の視点を持つ
今回は、江角さんに朱入れしていただいた原稿が返される前に、編集者の視点で、「人が書いた原稿を添削するワーク」がありました。
いくつか記事を読んでいると、あれ?と違和感のある箇所が出てきます。
本人は、わかっている前提で書いているけれど、その前知識が全くない人が読んだら、なんのこと?って突っ込みたくなるものなんですね。
それと同時に、私の原稿もそうなんじゃない?と、人のことを突っ込んでる場合ではないことにも気づきます。
みんな意外と、とっ散らかっている?!
そんな焦りの中、江角さんから勇気をもらえる一言がありました。
「どんなに優れた人が書いた記事でも、生原稿を見ると、意外ととっ散らかってるものです」。(え〜!とっ散らかってるのは、私だけじゃないんですか?)
そして更に、勇気100倍になる一言。
それは、「自分だけで100点を目指さなくていい」。
これは今朝、私が自己分析ノートに書いた言葉と同じ内容だったので、余計に心に響いてしまいました!
勇気を持って書こう
「世に出ているどんなに優れた人の完璧な文章でも、裏で編集者さんや、たくさんの人たちに磨かれて、ブラッシュッアップされた状態で届けられているんです。だから皆さん、勇気を持ってください」。
江角さんは、そう教えてくれました。
私自身、ライター塾を受講してから、ダメな自分を責めたり落ち込んだりすることが多くなっていました。
そんな中で、自己分析ノートの「なりたい自分からのアドバイス」という項目で、今の自分を励ますために「全部、完璧にしようとしなくても良い」という言葉を書いていました。
江角さんからも同じような言葉で後押ししてもらえた気がして、とても心強く感じました。
第三者目線では、書けない私
いよいよ、一人一人の原稿を見ながら、フィードバックが始まりました。
皆さんが真剣に書いた原稿に対して、江角さんからも、真剣で丁寧な解説が続きます。
そしてついに私の番になり、江角さんからは、「これはnoteで発信するために書かれた記事なので、佐藤さんの気持ちの部分がとても上手に表現されている文章で、これはこれで良いですね」という、前置きがありました。
私としては、一応あるweb媒体に提案するための記事として書いていたので、そのことを伝えると、残念そうな微笑みと共に「そのような想定で書いていたのだとしたら、第三者目線では書けていなかったですね〜」という、残念そうなコメントをいただきました。
はい、私、また、やっちまいました。
商業ライターとして記事を書くための一番大事なところ、「第三者目線を意識する」ということが全くできていませんでした。
自分が伝えたい、「このときめきとワクワク」を、臨場感たっぷりに書くことだけに集中してしまい、肝心なことをすっかり見失っていました。
これまで散々、習ってきたことなのに、今頃気づくなんて・・・(どんだけ自分語りしたいんだよ?笑)
しかも、インタビュー記事なのだから、江角さんの色を際立たせなければいけないところを、自分の色をこれでもかとグイグイ出していたことにも気づいて、今更ながら恥ずかしくなりました。
幸せなライターになるために
またまたダメダメな自分に気づき、「自分責めの深い沼」にハマってしまいそうなところで、江角さんから救いのコメントをいただきました。
「佐藤さんは、インタビュー記事など人の話を聞いて書くよりも、自分の言葉で書いて発信する方が向いているのかもしれませんね」。
確かに、黒子に徹して商業ライターとして記事を書くことが、果たして私が目指している事なのかと言えば、それも少し違う気もします。
でも、第三者目線で記事を書けるようにもなりたいので、次回までに新しい企画書を提出してリベンジするつもりでいます。
こんな風にすぐ立ち直ることができるようになったのも、江角さんから今まで、勇気の出るお守りのような言葉を、たくさんもらったからと、改めて感じています。京都ライター塾で学んだお陰で、「ライターとして消耗しないための、マインドの芯の部分」は、確実に強くなれました。
ライターとして書く技術の方も、本当に盛りだくさんで教えていただいていると思います。私はまだまだ理解が追いつかず、把握しきれていないことの方が多くて、後から気づくことばかりなのですが・・・。
これはもう、実際に書くことでしか身につかないと思うので、とにかく書いて発信していきたいと思っています。(なかなか難しいのですが・・・)
そこから、お仕事につながるかもしれないと、江角さんからもアドバイスをいただきました。
まとめ
講座を受けるごとに、自分はどういうテーマで、どういう文章を書いていきたいのか、という核の部分が段々と明確になってきました。
自分の好きなテーマで、「ときめきとワクワク」を伝える文章を書くこと、それを仕事(収入)に繋げるという部分に、私にとっての「幸せなライターになるための鍵」が隠されているような気がしています。
次回はいよいよ最終回。
まだまだ手探りですが、共に学ぶ仲間たちと一緒に、「ライターとして、幸せなゴール」に向かう道筋を見つけていきたいと思います!
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