【旅日記】パワーをもらいに!いざ鎌倉へ!
夏休みは、パグと猫と家でグウタラ過ごしていて、どこか行かないと後悔しそうだったので、昨日は早起きして出かけることにした。
コロナ後遺症がまだくすぶっている感じで、味覚と嗅覚も完全には戻っていないし、食欲も以前の半分ぐらいしか食べられなくなった。(でも痩せない!)
体力も落ちて身体も重いので、旅行の計画を立てていても全くワクワクしない。
軽井沢に行ってみたくて、いろいろ調べても、暑い中歩くの大変だなぁ・・・・名物の牛肉やソーセージの画像を見ても、全然そそらないなぁ・・・危うくそのままダラダラしてしまいそうになった。
食欲が無いくせに、もともとが食いしん坊だから、出かけるとなると食べ物メインで考えてしまう。
あー、お寿司食べたいなぁ・・・
なんとなく身体に溜まってる重たいものも浄化したかったので、行き先を海に変更した。
そこで思い浮かんだのが、すぐ行けそうな鎌倉。
ずっと憧れていて、いつか住みたい街。
調べてみたら、まだ行ったことのない洋館もたくさんあって、アンティークショップもあることに気付いた。
「さぁ、いざ鎌倉へ!」と、意気込んで出かける。
鎌倉駅に着いたのが、11時。
行きたいお寿司屋さんが、結構駅から離れているのと、まわりたいところが点在しているため、駅前でレンタサイクルを借りる。しかも電動!
「17時までに返しにきてね」と、おじさんに言われる。
急いでまわらなければ!
とりあえず混む前に寿司屋に向かった。
メインストリートは人が多くて、しかも電動自転車なので油断したら、人を轢いてしまいそうで怖かった。かといって、車道を走ると道幅も狭くて怖い。
脇道に入ると急に用水路があったりして、危険と隣り合わせだった。
そんな思いまでしてやっとたどり着いたのに、なんとお寿司屋さんは閉まっていた。Webサイトには、月曜休みって書いてあったのに、別のサイトを見たら月火水休みだった。
仕方がないので、また駅の方まで戻ることにした。
途中で、いがらしろみさんのお店『romi-unie』でお土産にジャムと紅茶を買う。
もう一軒調べておいたお寿司屋さんも、やはり細い路地を入った、だいぶわかりづらいところにあった。でも、営業していたし、予約なしでも入れたから良かった。
BARみたいなモダンな内装で、ハイチェアのカウンターのみ。ジャズが小さくかかっていたけど、早い時間帯だったので静まり返った店内に、お客は私だけ。
非常に気まずかった。
無口な職人気質の料理人さんと、若いアルバイトの男の子が無言でこちらを向いて立っている。お寿司は超おいしかったけど、早く食べて出ることにした。
今、私はライター塾を受講していて、インタビューの勉強をしているのだけど、こういう(聞いたことに一言しか返さず会話を終わらせるタイプの)人を取材することになったら、大変だろうなぁと思った。
さて次は、洋館の古我邸を目指す。
途中でゲリラ豪雨にあい、雨宿りできそうな場所を求めていたら、行きたかった雑貨屋さん『moln』を見つけた。手づくり雑貨が並ぶお店で、素敵なブローチに出会う。結構なお値段だったのだけど、ひとつに絞れなくて、ふたつ買ってしまった。散財。。。
でもやっぱり買ってよかったな〜。(うっとり♡)
そして、なんと、古我邸もお休みだった。
鎌倉はお店も施設も水曜日がお休みの場合が多い。
今度から気をつけよう。
気を取り直して、もう一つの目的である、海へ。
有名なcafe坂ノ下にも行ってみたかったので、坂ノ下海岸を目指す。
坂が多かったり、道幅が狭かったり、車は大渋滞だし、やっぱり鎌倉に住むって大変だなぁ・・・
でもやっぱり海は良かった。(ゴミで汚かったけど・・)
うちのパグの「もなか」と砂浜を歩く姿をイメージしながら、裸足で波打ち際を由比ヶ浜の方までお散歩した。
ここでまた残念なお知らせ。
cafe坂ノ下も閉店して、無くなってた。
今日は鎌倉の神様に見放されてるのか?と、ちょっと悲しくなった。
長谷を通ったので大仏様に向かったけれど、自転車が駐められなくて、またウロウロ・・・路地裏にこっそり駐めて5分くらいで参拝を済ませたら、もう16時近くなっていた。
絶対に洋館でお茶を飲みたかったので、急いで石窯ガーデンテラスに行こうとしたら、アンティークのティーカップが並ぶ『あんてぃーく遊民』を見つけてしまう。
他にも行きたいアンティークショップがたくさんあったのだけど、全部お休みだったし、唯一ここだけがやっていたので、急いでたけど寄ることにした。
しかも店のご主人がご年配の乙女紳士で、可愛くて、おしゃべりも楽しかった。
シャツとマスクがリバティの花柄で、物腰も柔らかい感じ。趣味が合う女子同士みたいに話が弾んで、ついついここでも、アンティークのコーヒーカップと、ケーキ皿と、照明を買ってしまった。いやはや、また散財。。。
でも、やっぱりこうやってお店の人とお話しするのが、お買い物の醍醐味だと思う。同じ物を買うにしても、愛想の良い人から買った方が物に対する気持ちも違ってくるから不思議。乙女紳士は、新しいものが入ったらお手紙を出すので住所を書いてね、と言ってくれた。
たぶん、本当にお手紙が届いたら、乙女紳士に会いに、また鎌倉まで来てしまうと思う。
お店を出たら16時を過ぎていたので、石窯ガーデンテラスでお茶は諦めるしかなかった。
でもせめて、もう一軒洋館を見て帰りたかった。
比較的近くにある、西御門サローネという洋館も、今日は休館日だったけど外観だけでも見たくて向かう。だが、方向音痴すぎて辿り着けず断念した。
急いで自転車を返しに駅へ。17時ぴったり、どうにか間に合った。
喫茶店や甘味系の店はもう閉まる時間だし、小腹も減ってきたし、お昼もあまり堪能できなかったので、駅前の回転寿司に寄って、本日の寿司欲を満たして帰路についた。なんだか食欲も戻ってきたし、味もだいぶわかるようになってることに気づいた。
しかも、このところ21時とかに眠くなっていたのに、帰ってからもタラタラとビールを飲んだりして、23時過ぎまで起きていられた。旅で疲れているというのに。そして、昨夜はいつもよりぐっすり眠れた。
鎌倉という土地のパワーのお陰かも知れないし、あと、アーシングとか、グラウディングとか、タラソテラピーとか、砂浴とか、マイナスイオンとか、そういう自然の力もあるんだろうな、と思う。
裸足で20分くらい砂浜を歩いただけでも、かなり浄化された気がする。
それなら海に入った方が、断然良いんだろうけど、水着は無理だから今後その機会はたぶん、無い。(20kgくらい痩せたら話は別だけど!)
家でパグと猫とダラダラしてるのが一番幸せ!と思うけど、旅に行くと何となく人生のパラレルが少し変わるような気がする。(もちろん良い方に!)
だから面倒臭がらず、また旅に出ようと思う。