見出し画像

僕が通っている語学学校について

こんにちは!


今回は僕が通っている語学学校について紹介したいと思います。

今僕が通っているのは、CIEFというディジョン のブルゴーニュ大学付属の語学学校です。

正式名称は、Centre Internationale d’Études Françaisesです。


場所はディジョンの東の方にあり、中心街から少し外れたところにあります。

大学はパッと見るとそんなに近代的な感じではないですが、大学の敷地は広く、歴史を感じるような印象があります。

画像1

画像2

↑大学はこんな感じです

この中には僕が勉強している場所は写っていません。

画像3

↑この立派な建物ではなく、この写真の左手にある細い道を進みます。

画像4

そしてこの写真の右奥にあるプレハブ小屋のようなところが僕たちが勉強しているところです。

最初は「えっここ?」って思いました笑。

画像5

↑教室の中はこんな感じです。

結構地味なところで勉強しています笑。


1クラスの人数がマックスで18人で、短期で2週間くらいの方から長期で1年以上滞在されている方まで、様々な方がいます。

国籍で言えば、レベルが1から5まであるのですが、レベルが下に行けば下に行くほど、日本人の比率は高くなります。

フランス語と似ているイタリア語圏、スペイン語圏の学生や英語圏の学生の方と違って、アジア系の言語は、全く構造が異なるので上達のスピードは違うようです。


僕の今いるレベル2のクラスには、僕を含め5人の日本人の方がいます。僕のクラスもアジア人の比率は高く、職業でいえば、学生が多いです。その中に、こちらで結婚されて住んでいる方も数人います。

ちなみにレベル1では、半分以上が日本人らしいです。


しかし、レベル2でも「なんでこの人このレベルなの?」って思う方も何人かいます。

例えば、僕の仲良くさせてもらっている台湾人の方は、すでに何年も前にDELFのB1を合格していて、さらにフランスのワインの学校を出ていたり、こちらでソムリエやワインの作り手でも働いていたり、彼にはフランス語だけでなく、ワインのこともよく教えてもらっています。

基本的には、口頭ではかなり話せるのですが、そんな方も一緒のクラスで、勉強しています。


学校は大きく秋学期、春学期、夏学期に分類されています。

フランスは9月からが新学期です。

今は秋学期で、9月末から1月下旬までの約4ヶ月で行われます。


講義は、今僕のやっているレベル2では、まだ基礎の段階なので、基本的には文法や単語に割く時間が長いのです。

講義のスタイルは先生1人と学生の対話形式で、問題を解いていく時は順番に答えていきますが、基本は先生がみんなに質問をし、答えられる人が、早い者勝ちで答えるという感じです。


その質問の例としては、

「この単語の同義語、反意語は何?」
「この文章が何を意味しますか?」
「この文章についてどう思いますか?」
「この出来事を自分の国や地域を比べてどう思いますか?」

などをフランス語で答えないといけません。


答える人は、大体は固定されてきます。実際、本当に話したくなければ、ほぼずっと黙ったまま講義を終えることもできます。

日本の学校の講義は、黙って聞いているものが多いと思いますが、海外の講義のスタイルが違います。そのため、基本的には日本人の学生は、外国人に比べると発言は積極的ではないです。

自分自身も他人が見ている中で、発言をして間違えるのは恥ずかしさや自分のプライドなどが確実にブレーキをかけていて、積極的に発言できているとはとても言えないです。


大変なのはやっぱり宿題かもしれません。結構たくさん出されます笑。自分の中では、作文がかなり苦戦しています。

基本的にはノートの1ページの9割(1ページ30行)埋めないといけないので、簡単に答えたいところを無理やり広げないとなかなか終わりません。

講義で習ったこともなるべく使いたいので色々試しますが、やはりボキャブラリーが足りないことが多いです。基本的にネットで日本語→フランス語やフランス語→日本語で調べても変テコな文しか出来上がりません。

そのため、フランス語→フランス語でそのまま意味を調べ、それでもいまいち分からなければ、日本語で調べ、文を作ります。


ただ、案の定、毎回たくさん間違っていますし、たくさん修正されます笑。
また、1回提出するだけでは終わらず、もう1度修正したものを提出しなければいけません。

修正されるといっても、間違えているところを教えてくれるだけで、答えは教えてくれません。そのため、その間違えたところをもう1度修正し、文を作り直しし、全てもう1回その文章を全て書き写し提出しなければいけません。


これを1つ作り上げるのにかなり時間がかかります。気付いたら、いつも2、3時間が経過していてびっくりします。そのため、週末の宿題にこれが2つ、3つあると少し憂鬱な気分になります笑。


画像6

僕の場合は、↑このような時間割で週17時間なので、他の学校がどうなのかは分かりませんが、時間が全くないことはないのかなと思います。


ただ、ディジョン はどちらかといえば閑散としている街なので、散歩するにはとてもいいですが、この時期は天気も悪く、あまりで出かける場所もないです。

そのため、僕の場合、基本的には机に向かっている時間が長いです。


そして、テストについてですが、小テストはちょくちょくあるのですが、10月末と12月の頭に中間テストがあり、1月の最後に大きなテストが行われます。

テストの内容としては

小テストでは、その時によりますが、文法の問題が多め

中間テストでは、リスニング、長文読解、作文

期末テストはまだやっていないので不確かですが、フランスの時事問題、口頭、長文読解、リスニングだと聞いています


もうすぐ先週行った中間テストが返ってくるのですが

正直返ってきて欲しくないですね笑


最後に追記ですが、語学学校だけで、フランス語が話せるようになるのか?

僕はNoかなと思います。

Noというか、答えとしては半分なのかなと思います。


自分のレベルがレベルなので、もっと上のレベルのクラスの場合は会話主体になっていくと思うので違う部分はあると思います。


もちろん、今学校でやっていることも基礎なのでとても大事です。

しかし当たり前のことですが、「座学」と「会話」は全く違います。


「なぜ言語を勉強するか?」と言ったら
第1の目標は、話せるようになることだと思います。


僕もよく経験するのですが、講義や会話を黙って聞いていて、耳で聞いたらある程度分かるけど、それを自分の言葉で同じようにパッと言えたり、しっかりとその問いに答えられているのかと言われたらそうではないです。


結局、それは全く分かっていないんだなって思います。


それを変えていくには、下手くそな間違った言い方でも、まずは口から発していき、リアクションで話せるように変えていくしかないかなと思います。


しかし学校にはフランス人の生徒はいないので、普段はフランス人と関わる機会は少ないと思います。

たとえそのクラスの人と沢山話しても、相手もそのフランス語が合っているのか分からないため部分があり、実戦練習になるのかと言われたら、疑問なところだなと思います。

もちろん話さないよりはマシですが、レベルが低いクラスにいれば尚更です。

やはり、語学学校+ネイティブの方と話す環境を見つけるのはとても大事だと思います。


僕の場合は、こちらでサッカーチーム見つけられたので幸いでした。

チームには、僕以外はフランス人しかいないので、良い環境です。

あとサッカーも長い間やってなかったので

改めてサッカーの楽しさを実感しています。


ただ日々実感しますが、学校とは別物です。

やっぱり、キャッチボールが長く続かないです。

みんな会話をしている中で、自分が加われず黙っている時間は正直辛いです。

いい人が多いので、話す時はお互い笑顔で会話しています。

けど見えない大きな壁をいつも感じます...


けどこれが伝わって、これが伝わらないというのははっきりします。

そんなにすぐには上達しませんが、少しずつ壁を壊していこうと思います。

楽しんで辞めずに続けるだけですね!


最後は少し脱線しましたが、今回は学校の紹介でした。

画像7

もう気付けばクリスマスシーズンでクリスマスマーケットも始まっています。

こちらの寒さには正直堪えますが笑(最近は気温が氷点下まで下がることも珍しくありません)

学校もあと2週間でクリスマスのバカンスです。

それまでしっかり体調だけは気を付け、楽しんでいきたいなと思います!


最後まで読んでいただきありがとうございました。
何かご意見、感想、質問などがあれば気軽にお願いします。


花井俊介



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?