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中学受験、スタートラインはどこ?② ~個別塾編~

前回、大手進学塾に焦点を絞る決断をしたことで、塾選びの大きな方向性を決めました。
ただ、これで終わりではありません。大手進学塾といっても首都圏には複数の進学塾あり、それぞれに異なる特徴や強みがあるようです。どの塾が自分の子どもに合うのかを見極めるには、それらの違いをしっかり理解する必要性感じています。実績やカリキュラム、進路サポートなどの大枠の比較に加え、子どもの性格や学習スタイルとの相性も見逃せないポイント。

ここからは、大手進学塾の特徴を一つずつ整理しながら、自分たちにとって最適な選択肢を見つけ出すべく、それぞれについて整理していきたい。あくまで、ネットの情報や口コミでしか情報収集した一般論であり、それぞれの塾でも教室や教室の塾長さんによって差がでることは認識しておきながら、どこまで深掘りできるか、どれだけ具体的にイメージを持てるか。不安は残るものの、文章に落とし込みながら熟慮したいと思います。

ちなみに、首都圏で大手進学塾といわれるのは、SAPIX・日能研・四谷大塚・早稲田アカデミー・栄光ゼミナールがあげられるようです。ただ、まとめている先によっては栄光ゼミナールを準大手に分類されることも多々ありました。以下、それぞれについて自分なりにまとめたが誤解している部分や追記などあれば教えてほしいです。

1. SAPIX
【特徴】
御三家など難関校への合格実績が最も高い。
授業は成績上位2割の子どもに焦点を合わせて進む。
テキストや宿題は上級層向けで、応用力を問う内容が中心。
家庭学習に求められる量や質が高い。
多様な解法を取り入れるカリキュラムで、学力の幅を広げやすいが、難易度の高さが中位層以下には負担になる場合も。
学力の高さだけでなく、精神的に成熟している子や、理解が速く応用力の高い子どもには向いてそう。
親が家庭学習を徹底サポートできる環境(計画管理や宿題のフォローが可能な家庭)で、難関校を目指し、競争に打ち勝つ自信や覚悟がある家庭が多い。

2. 日能研
【特徴】
間口が広く、初心者から中堅校を目指す子どもまで幅広く対応。
テストやカリキュラム進行は一定のペースで進むため、大きく落ちこぼれるリスクは低い。
宿題が他の塾と比較し少なめで、じっくり考える時間を重視。
テスト直しや復習が重要となり、学習リズムが整えば成績を安定させやすい。
合格可能性を数値化した「R4偏差値」を活用可能。
コツコツ学ぶことが得意で、計画的な学習が好きな子どもが向いている。
他塾と比べて宿題量が少ないため、共働き家庭や時間が限られている家庭にも向いている。
難関校志望ではなく、中堅校以上を目指す家庭が選好。

3. 四谷大塚
【特徴】
幅広い学力層を対象にした塾だが、近年は上位層向けのカリキュラム傾向が強い。
高品質な教材『予習シリーズ』を使用し、教材だけで学力向上が期待できる。
クラスごとの進度が異なり、親の管理が比較的楽。
週例テストが4年生から毎週あり、カリキュラムの進行が速い。
自主学習が得意で、教材を活用して効率よく勉強できる子ども。
宿題チェックや計画管理に時間をかけられる親。
ただ、SAPIXに比べ親が関与度する部分が少なく、共働き世帯が多い傾向。
進行の速さについていける学力と体力を備えた子どもを持つ家庭向き。

4. 早稲田アカデミー
【特徴】
学習量と反復学習を重視。一問でも多く解くスタイル。
原理の深い理解よりも、解法の習得や問題演習を優先。
宿題量が減少傾向にあるものの、チェックは厳しく学習進捗の管理が徹底されている。
校舎長の権限が強く、校舎ごとの実績差が大きい。宿題管理や進捗確認を塾に任せたい家庭。
繰り返し学習を苦にしない、実践的な演習が好きや解きながら覚えるタイプの学習が合う子どもが向いている。
校舎選びに慎重で、合格実績を直接確認することを厭わない家庭。

5. 栄光ゼミナール
【特徴】
栄光ゼミナールはZ会グループの学習塾で、中学受験から大学受験まで対応。
少人数指導(学力別クラス・1クラス10名程度)を取り入れていることから、生徒と教師との距離が近い。
「栄光の個別ビザビ」では、1対2の個別指導が受けられる。
その他にも、御三家・筑駒・駒東に特化した最難関中学受験専門塾「Z会エクタス」、都立中高一貫校対策に特化した「E-style」、オンライン授業に特化した「EIKOH LiNKSTUDY」など、さまざまなブランドを展開しています。
他の塾に比べて、都立中高一貫校へ指導に定評。

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