株式会社ハナヒラクができました
皆さま、こんにちは。岡部です。
株式会社ハナヒラクの代表になりました。
ちゃんとした自己紹介はいつか別記事で話せればと思いますが、ひとまず簡単な経歴だけ紹介させてください。
新卒で、コーポレートブランディング支援を行う株式会社揚羽に入社。
主に採用領域におけるブランディング構築支援を担当。
同社で人事にジョブチェンジし、定着率向上に向けた施策立案および実行、採用業務を担当。
2021年アポロに入社。
1人目の人事としてAI・データサイエンス組織の立ち上げを経験。
2022年ANAX社との合弁企業であるOrbitics株式会社に出向。
デジタル組織の採用、人材開発、人事制度の構築及び運用等を担当。
2024年7月から現職。
見ていただければ分かる通り、キャリアの大半は人事として過ごしてきました。
今回は、ほぼ人事しか経験したことのないわたしが代表になった経緯、そしてハナヒラクがどのような世界をつくろうとしているのかを書きたいと思います。
突然の呼び出し
昨年の秋ころ、アポロの代表である宮地さんに呼び出されました。
Orbiticsに出向中だったわたしは、出向状況の確認かなー、と軽い気持ちでアポロのオフィスに向かいました。
でも、到着したとたん、近くのカフェに移動。軽い話ではない予感がしました。
もう1年くらい前なので記憶が薄れてきますが、カフェではざっくり以下のような話をされました。
HR事業を持つ子会社ができる。(できた後だったかも。)
そこの代表をやってほしい。
粟飯原(現 取締役)とふたりで立ち上げる。
ただし、出向先で後任が採用できて、岡部が帰任し次第の開始になる。
急な打診に驚きで頭真っ白、、、かと思いきや、意外と冷静に、且つ前向きに捉えている自分がいました。
その当時、私自身が今後のキャリアについてぼんやりと悩んでいた時期だったからです。
わたしの人事としてのキャリアは、有難いことにとても恵まれていました。採用から育成、人事制度まで幅広く経験させてもらい、立ち上げフェーズの組織に人事として2回も携わることができました。そのため、なんとなく、今後も人事として働きつづけるんだろうなーと思っていました。でも、本当にそれでいいのかなと、ぼんやりと考えていたタイミングでした。
そんな時の宮地さんからの打診。
これまたありがたいことに、HR事業を担うということは決まっているが、どんな会社にしたいか、事業の中身をどうするかは、メンバーで決めて良いと言ってくれました。
折角いただいた機会なのだから、自分が人事として働いてきた中で感じていた違和感や課題感を解消したい。
人生一度きり、チャレンジすることを決めました。
その後、出向先で無事に素敵な後任者を採用できて、2024年4月末をもっての帰任が確定。7月からのハナヒラク始動が決まりました。
何をするのか
一緒に立ち上げを任された粟飯原さんと、どのような世界にしていきたいか、どんな価値を提供する会社にしたいのか、何度も話し合いました。
話していてびっくりしたのですが、わたしと粟飯原さんの成し遂げたいことがぴったり一致していました。なので、どのような世界にしていきたいか、そのために何をすべきかの議論は、想定よりも早く整理できました。
簡単にまとめると、「みんなそれぞれ個性があるのだから、それを最大化させたい。」です。
わたしは、いわゆる”優秀さ”は地頭や経験の多さだけで決まるものではないと思っています。
では、何で決まるのか。
個人的な考えなのですが、その人の個性と属する組織・役割のマッチ度が非常に重要だと思っています。
全然ダメだねと言われていた人が、別の役割に変わったとたん人が変わったように活躍する場面をみてきました。逆もまた然りで、ある組織では「とっても優秀!」と評価されていた人が、別の組織に移ったらパフォーマンスが出せない状態になることもあります。
では、自分がパフォーマンスを発揮できる組織や役割が見つかるまで異動や転職を繰り返せば良いのか?
それも一つの手だと思います。ただ、少なくとも今の日本においては長期的なキャリア形成の観点でデメリットが多いので、むやみに転職を繰り返す行為はおすすめしません。
では、どうすれば良いのか。
自分の個性(強み)を伸ばす、幅を広げる、もしくは新しくつくるといった活動をすることにより、社会ニーズにフィットさせていく。
そうすると、個性が強みとなり、最大化され、最終的にフィットする組織・役割の幅が広がります。その結果、所属企業や社会に対して高い価値を提供できる人材になると考えます。
なぜ実現が難しいのか
上記は簡単そうに見えて、意外と難しいです。アクション自体が難しいというよりも、周辺環境に課題があります。例えば、以下の2つです。
キャリアは企業側が用意するものだという誤解
終身雇用が前提になっていたこれまでは、ワーカーは企業側の用意したキャリアパスに乗っかっていれば良かった。しかし、転職が当たり前になりつつある今、長期的な観点でのキャリア形成の主導権は、ワーカー個人に委ねられています。一方で「キャリアのつくり方」は、学校教育でも教えてはくれませんし、若いうちから企業の外(社会)を意識したキャリア形成をサポートしてくれる企業はほぼありません。
キャリア選択を転職チャネルに委ねているという矛盾
では、誰にキャリアの相談をしているのか。自分の市場価値を知りたいから転職媒体に登録してみた。キャリアの選択肢を知りたいから転職エージェントに相談してみた。ということで、転職支援サービスを利用している人は多いですよね。
でも、当たり前ですが、転職支援サービスの多くは、求職者を転職させたらお金が発生します。なので、全力で転職をしてもらえるように動きます。結果的に、そこまでキャリアや社会ニーズを考えられないまま転職をしてしまい、ミスマッチが起こるケースも少なくありません。
(もちろん、求職者のキャリアに寄り添って支援を行うエージェントさんもいらっしゃいます。わたしが知っているエージェントさんも何社かあります。しかし、まだまだ一部ではないでしょうか。ちなみに、念のため補足ですが、転職を否定しているわけではありません。転職は目的ではなく、あくまで手段であるということを伝えたいです。)
上記の他にも、個人的に感じている違和感や課題は他にもありますが、長くなるので機会があれば別記事でまとめたいと思います。
いずれにせよ、こういった課題を変革・改善していくこともハナヒラクの役割であると認識しています。
ハナヒラクのこれから
現在、ハナヒラクのミッションを果たすための第一歩として、PoC開発を進めています。
具体的な告知は適切なタイミングで実施できればと思いますが、何はともあれ、ハナヒラクは動き出しました。
現在の組織体制は、アポロからの出向で1名営業職の子がいるのと、8月から新しく2名の方が入社しました。この規模の組織に入社する意思を固めてくれたことは、本当にありがたいです。
メンバーの紹介も今後ブログで発信したいなと思っています。
まだまだ組織としては小さいですが、ミッションを果たすために一緒にチャレンジしてくれる仲間を募集しています。
特にプロダクト開発をリードするエンジニアの方を大募集中ですので、お知り合いで良い方がいたら繋いでいただけますと嬉しいです。
組織内外で仲間をつくり、スピードはやく良いサービスを提供したいと思いますので、応援よろしくお願いします!
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