めで鯛
11月の出張料理もケータリングも、お稽古も祝膳ばかり。鯛、鯛、鯛。
鯛が祝い魚となったのは江戸に入ってから。
それまでは鯉が最も最高の魚でありました。
川で獲れる鯉は日本中で獲れる、ということで、その生命力の強さも相まって、祝いの席には絶対必要な魚となりました。
が。
いまではたぶんあまり好かれない魚。
鯉って臭い。
そして捌いてても怖い。
でもきちんと洗いにすると、びっくりするほど美味しくなる。
外の黒さはどこへいくのか…
見た目が美しいのに、腹黒いと言われるよりいい気がする。
鯛はきっと、黒い鯉をみてちょっと鼻高々なんじゃないかしら。
でも、鯛の内臓って、結構臭いよ。