お節とは。 そもそも節句に食べていたものは全てお節だったので、本来は5回、および雑節もいれたらかなりの数である。 昔の人ならできただろうけど。 そんなわけでお正月だけ残ったお節料理。 お節料理は神様にお供えするもので、その年の歳神様をお迎えするために用意するもの。 お供えしたものを身体に取り込み、神様の力をいただく直会として、お節をたべる。お節は平安時代には宮中で行われるような形のものがあったといわれているが、現在のお重に詰める文化は江戸時代の武家文化で確立した。宮
11月の出張料理もケータリングも、お稽古も祝膳ばかり。鯛、鯛、鯛。 鯛が祝い魚となったのは江戸に入ってから。 それまでは鯉が最も最高の魚でありました。 川で獲れる鯉は日本中で獲れる、ということで、その生命力の強さも相まって、祝いの席には絶対必要な魚となりました。 が。 いまではたぶんあまり好かれない魚。 鯉って臭い。 そして捌いてても怖い。 でもきちんと洗いにすると、びっくりするほど美味しくなる。 外の黒さはどこへいくのか… 見た目が美しいのに、腹黒いと言
慌ただしく過ぎる朝の時間を、少しくらい優雅に過ごしたいと思っているのに、できない。 朝ごはんの支度は10分もかからない。 問題は食べてる間に浮かんでくる、家族それぞれへの今日の指示と、昨日の不満。 やれ携帯使いすぎとか、テストの結果とか、はたまた帰りの遅いことへの不満とか、食べ方とか、とか、とか、とか。 食育の観点から言えば、楽しく食事をしましょう、ですよ。 でも、ある程度大きくなってきた家族の塊には、指示系統の明確化が必要で、家族が集まる唯一の時間にそれをせざるを
初、noteです、はじめして、はじめました。 食を生業にしております、下町の料理人です。 仕事にしてしまうと、発言すること、伝えることの重さを知り、いろんなことを慮って、はっきりと伝えられてない気がします。 だからこそ、ここでは、生で伝えたいことを書こうかと。 美味しいとか、栄養とか、健康とか、食育とか、いろんなことに携わってますが、素直に美味しいだけで。 レシピとかそういうのは考えてません。 はじめましての日ですので、お赤飯。 お赤飯は宮中におけるお祝いご飯で