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【治療日記】抗がん剤4クール目〜3週間

このマガジンでは、わたしが46歳で卵巣がんに罹患した最初の診断から、その治療の様子をレポートしていきます。

※4クール目にもなってくると、もはや自分の記録としての記述が中心となり参考になることは少ない記事になってしまっています…。
自己の備忘録として時系列的に記録していこうと思って書いています。

* * *


■抗がん剤4クール目の当日


金曜日。

今朝は準備が順調で、朝早く出発できたので、病院が開く前に到着。
少しだけ並んで待って、早い受付ができたので、採血も早かった。

いつも通り問診票、体重血圧などを測って、採血を終わらせたら、主治医の診察までカフェで買ったソイラテ飲んでまたゆっくり読書した。

待つかなと思ったら、今回もすぐに診察になって、順調。
採血の結果も問題なく、腫瘍マーカーの数値も一桁台まで下がって今までで一番良い数値だった!

主治医の先生とても信頼しているので、顔を見れるとホッとする。
「体調どうでしたか?」と聞いてもらってこの3週間を報告。
手術でキャンセルになった7月の講師案件の仕事のこと気にしてくれてたんだけど、また来年開講のものにオファーいただけたと報告すると喜んでくれた。

その後、水を買って化学療法室へ。
最初はとても怖かったけど、もう慣れてあまり動じない。
化学療法室の看護師さんはベテランという雰囲気の方ばかりで、いつもとても優しくて安心する。
本当に医療従事者の方へのリスペクトをいつも感じる。
本当に人を助ける、素晴らしい仕事。
自分は仕事は違うけど、自分の専門分野で人のお役にたてたらいいなと凛とした表情で働く看護師や医師たちを見て、思う。

投与も問題なく終わって、会計して処方箋もらった。

当日は大抵体調が大きく崩れることはないので、夫の迎えの車にのって帰った。この日は定食屋でさっと外食。

■投与翌日2日目。


土曜日。

いつもどおりこの日は朝から水素吸入へ行った。

1時間受けて、そのまま帰宅し帰りに美味しいパン屋さんのサンドイッチ買って昼食。

1クール目以来、ほとんど猛烈な吐き気に襲われずに済んでる。
追加の薬のおかげで、味覚障害はあるけど食欲も落ちないので体力も維持できている。
午後は夫と家で映画を観て過ごした。
今回は早くに身体の痛みが来て、さすが4クール目と思ったけど、少し夕方近所を歩いた。
食べて、少し歩いて、そうしている方が何となく副作用を乗り切れる感じ。
夕食はまた素麺。
豚肉とネギをごま油で炒めて、市販の蕎麦汁を入れて煮る、つけ汁で食べる素麺が美味しくて、この夏はよく食べた。
ごまと豆板醤、刻み青ネギを少しいれるとすごく美味しい。

■3日目(副作用はじまる、イタリアの食卓と街)


日曜日。

いつもより早く身体の痛みが始まった感じ。
全身が痛い。。
耐えられないほどではないので、今日は色々諦めてひたすら寝る。
YouTubeでまた海外の動画見つけてずっと観ていた。
痛みをやり過ごすのにとても救われる。
イタリア食材を日本に輸入販売している女性のチャンネルで、本当にすごく素敵。

あきなくてずっと観てた。
おかげで身体の痛みもやりすごせた。
韓国の次はイタリア(笑)
世界中の素敵な景色が見れるなんてYouTubeって本当にすごい。
有機食材や雄大な自然で丁寧に作られた生産者さんの食材。
治療が終わったらオンラインショップでオイルやハーブを購入してアクアパッツァを作ってみようと思った。

■4日目(仕事オファーに感謝の日々)


月曜日。

この日も身体の痛みが強くてなんとかやり過ごす。
祝日で夫が休みだったので朝近くを散歩した。
身体が痛くても、少し外に出て歩くようにしている。
PC仕事しつつ、たいがい寝て過ごした。
動画編集の案件を終えて、アナログな納品でクライアントにデータ送付が必要なため、夕方、車で家電屋さんに連れて行ってもらった。
DVDを購入し、スーパーで買い物。息切れもしてしんどくて、半分見てあとは夫に頼んだ。
土曜に、数年お世話になっていた企業さんから大きめのパンフレットのお仕事依頼のメールをいただいた。
引き受けたい気持ちでいっぱいだったけど、展示会用で締め切りが11月だったため、他案件のスケジュールと考慮して今回は泣く泣くお断りすることに。
お断りは早い方が良いだろうと思い、メールを丁寧に書いた一日。
夜は友達からLINEが来て、やりとりして楽しかった。

■5日目(身体の痛み続くも仕事)


火曜日。

だいたい副作用のピークは投与2日目くらいから4日程度かな…?と見えてくる。

痛いけど寝ていると楽になるのでなんとかやり過ごす。
身体が辛い時は読書がはかどらないので、たいていYouTube見てるか、調子が上がってくるとパソコン仕事するというような副作用期間。
ロキソニンなどの薬も今のところ飲んでいない。
身体の痛みがある時は、水を飲むといいみたいな気がする。
副作用期間はとにかくお水が美味しくないんだけど、我慢して飲んで体液を中和するようなイメージ。

今日はとても嬉しいことがあった。
週末泣く泣くお断りした案件の企業はここ数年、大変お世話になった取引先。
ちょうど今年クリニックでひっかかり精密検査が必要になった頃、社長に軽く伝えてあったので、案件の担当者さんへのメールとは別に社長にもメールでご報告兼ねて連絡をさせていただいていた。
6月に手術し、今、化学療法の治療中のこと、必ず治して復帰するので、治療が終わって私でお役にたてることがあったらまたぜひよろしくお願いします、と。
そしたら今日、お返事をいただき、大変に励ましてくださったこと、そして社長が癌封じで有名な神社へお参りに行ってくださり、御札をもらって来たから大船に乗ったつもりで治療頑張ってくださいと、メッセージをくれた。
本当に本当に感激して、副作用がピークだったこともあり思わず涙が出た。
たくさんのスタッフさんを抱えて、私自身も素晴らしいエンジニアさんや営業担当の方と広告やデザインでお仕事をさせていただいたんだけど、本当に素敵な企業さんってこうして外側から関わらせてもらうとひしひしと感じる。
そしてここでは本物の技術者の方と一緒にお仕事をする機会をいただき、ととても身が引き締まる思いとともに沢山勉強もさせていただいた。
そうゆう経験をさせていただいた期間と、こうして御縁が繋がっている事に感謝をして、この治療期間に改めて自分を見つめて振り返ろうと思った。

キャサリン妃が、予備的な化学療法の治療を終えたとニュースで見た。

最近思うけど、こうして自分ががんを経験し、関係者に伝えたり発信をしてみたりしていると、皆さんから「わたしの知人(友人)も、、」と声をかけてもらい、本当に身近に経験者がいることを感じる。
聞いていると若い方も多い。
これは、きっと私がオープンにしているから入ってくることだと思う。
少なくとも、知人というレベルで1〜2人はいるし、みなさんが「みんな元気になってるから大丈夫!」と励ましてくれて、声をかけてくれる。
わたしも自分が経験したからこそ、そんな存在になれたらと心から思う。
とにかく人の優しさや思いやり、温かさに触れている治療期間。
支えてくれた方ひとりひとりに御礼をどうやってしようと考えている。

そしてふと、がんはもう隠すような病ではないかな、と、新しい時代を思う。

日本人の2人に1人が生涯で罹患すると言われている時代。

本人に告知すらされなかった時代はもう昔のこと。

医療もますます進化し、これからも変わり続けるんだろうと思う。

全ては変わっていくのが自然。
20年前とも10年前とも違う、令和の時代。
自然環境や災害なども考えると、5年での変化も著しい。
人の想いや状況もしなやかに変化していくのが自然の摂理だろうと思うし、いつも同じままということもない。

変化の波に乗って、年齢や時代をその都度重ねながら、古い執着も手放して軽やかでいたい。
そしてシンプルであることを望む自分を、今は思う。

■6日目(副作用ピーク)


水曜日。

だいたいこのあたりが副作用のピーク。。
今日は一日身体の痛みと痺れが続いた。
階段で2階に行くなど、ぱっと動くと息切れ、動悸がすごい。
そして、足の痺れ。
4クール目にして、一番ツライ時を迎えた感じ。
足の痺れが半端ない。。
足裏に一枚板が張り付いたような感じ。
ビリビリずっと痺れて歩くたびに不快感を感じる。
そのせいで心が折れる。
今日は夫に痺れの辛さを訴えてしまった。
痺れが残る場合もある、と聞いていたので、この感じでこの後やっていかなくてはいけなくなるのかと思うと気が滅入った。
そんなわけで一日寝て過ごしたのだけど、お昼はまた近所の蕎麦屋でランチし、歩いた。
寝たっきりにならない、少しでも動こうと思うのが自分でもえらいところだと思う(笑)
何もできず、大半YouTubeを見て寝て過ごした。
夕食は何とか作れた。鮭を焼いてご飯と味噌汁。
吐き気が本当に1クール目以降ない。
味覚障害は地味に続いている。

■7日目(何もできず、一日外食)


木曜日。

木曜日になってくると、いったん落ち着く感じでホッとする。

地味な便秘が続いてて、毎回そうなんだけど、最初の1週間は今回も副作用の便秘に悩まされる。
その後は、また寝て過ごした。一週間は便秘との戦い。
でも今日は2回お通じがありホッとする。
とにかく身体の痛みと足の強い痺れ、、。
4クール目の洗礼か。
動けないわけではないのだけど、とにかく全身がツライ。。
とても不安になる感じ。
寝て過ごしながら、でもこれも必ず明けるんだよなーと思う。
先人の発信を見ていると参考になるし救われる感じ。

身体ツライけど、お昼はお蕎麦屋さんに行ってランチ。
2クール目までは食欲が落ちたのだけど、それ以来食事は普通にとれている。
食事がとれると、身体が動かせてお腹も動く。体力も落ちない感じ。
帰ってから読書して横になって過ごした。
とにかく足の痺れがひどい。。1〜10だとしたら9、10マックスという感じ。
痺れの辛さを夫に訴えて半泣き。聞く方もツライよね。
今が正念場か。乗り越えるしかない。
わたしの場合、痺れは手の方はほとんどない。

■8日目(家の掃除とネイル)


金曜日。

投与から一週間。

昨夜スマホで動画を見まくってしまって、あまりいい眠りじゃなかった(汗)

起きて、身体の痛みが抜けたような感じがあるので、家中窓明けて掃除機をかけた。
すごく暑くて、35℃超えの日で汗だくになりながら家中掃除した。
布団干しもして、シーツも洗った。
午前中は身体動かして久しぶりに家事をした。
身体もめぐって汗もたくさん出て良い感じ。
シャワーして着替えて、メイクして、すごく久しぶりにネイルしたらとても気分が上がった(^^)
それで、お昼に車でイタリアンのお店いってパスタのランチを食べた。
昨日まで身体の痛みで悶絶していたのだけど、今日になって急に明けて、痺れは強いもののメイクして出かけられ、久々素敵な店内でランチできたのでとても気分が良い感じ。
午後はPCの整理と仕事の準備。
レシートの整理など。

■9日目(水素吸入、サンマ焼きに遭遇)


土曜日。

この日はいつも通り水素吸入へ行った。

土曜日に水素へ出かけるのが楽しみになってる。

終わってから街へ出てランチし、買い物などしていたら、サンマの焼ける匂いがし、見てみると近くでサンマ祭りをやってた!
夫と「これは食べねばならぬ!」となり、行列に並んだ。
サンマが100円!
で、ビールも安くて、気分が上がって買ってしまった(笑)
すごく美味しくて、偶然、旬のモノをいただいて上々な感じ。
ビールを入院前以来、本当に久しぶりに飲んだ。
この量でも全部飲めなかったんだけど(元々強くないので)、とっても美味しかった!

サンマ祭り。秋ですね!暑いけど^^;

街で買い物し、ぐるぐるとよく歩いて運動もできた。
足の痺れはあるのだけど、動けるし回復した日。
楽しい一日だった(^^)

■10日目(秋分の日)


日曜日。

午前中はフォローしているクライアントの動画編集など仕事した。

午後は夫と散歩し、ゆっくりランチした。

足の痺れは相変わらずで、どうしても身近な夫に訴えてしまうし泣き言を言ってしまう。。
最初から地味にあったんだけど、4クール目ですごく強くなった。
治療が終わっても残ることがある、と病院からは説明を受けている。
残るか残らないかはわからない。
一年続いたとか、何年も続いているとか、経験者を知っている人から聞くし、本当にこればっかりは人によるんだろうと思う。
なのでわたしの場合が全てでもないし、人の例が自分にあてはまるとも違う。
ただ、そういったことを聞くと、後遺症として残る不安に苛まれる。
特に仕事ができなくなったら、、というところまで考えてしまうのだけど、結局、あれこれめぐって、考えても仕方ないなと思った。
身体はみんな違うから、人の情報を鵜呑みにしても良くないと思ったし、自分がどうかはその時になってみないとわからないし。
くよくよしまくった後にくよくよしても仕方ないという結論に達した。(笑)
そして歩けないほどではないので、気にしないというのもひとつ、と割り切った。

投与の時は予防策として手足を冷やすのだけど、看護師さんの説明によると投与後はとにかく温めたり巡りを良くするのが良いと。
つまり、滞らせないことが大事ということは、身体を巡らせたり温めたり自律神経を整えたり、ということが大事なんだと思う。
この夏、ものすごく猛暑だったこともあって、1日中冷房の中で過ごし、寝る時もつけてわたしは身体がとても冷えていたと思う。
暑くて術後ということもあって、湯船もあまり入らずシャワーで済ませたり。結局、冷えと巡りの悪さかな、と自分なりに仮説を立てる。
痺れ対策用に処方されている漢方の牛車腎気丸も、身体をあたためたり巡りを良くする作用が入っているらしいし。

それで、できるだけ薬に頼りたくないと思って漢方を飲んでいたのだけど、週明けに病院に電話して受診し、痺れの薬を出してもらうことにした。
夫に愚痴泣き言を聞いてもらいながらも、自分でこれについて気持ちの整理をし、今は薬に頼りながらやっていこうと心を決めた。

夜は玄米、味噌汁、納豆というメニューで済ませて、Netflixで極悪女王を観た。

ずーっと前からめちゃくちゃ公開を待ってた作品。
クラッシュギャルズ世代は必見の作品!!!


■11日目(祝日・Netflix)


月曜日。

祝日で夫が休みなので地産のお店で野菜など買い物し、スタバでお茶してのんびり過ごした。

痺れはあるものの、副作用は抜けてホッとした。身体は動く。

少し涼しくなった日で、地産の広場のベンチに座ってひなたぼっこしたらとても気持ち良かった。

帰って、午後から夜はまた極悪女王の続きを観た。

白石監督の作品はほぼ観てるけど、この作品が一番好きだと思った!

■12日目(予約外受診)


連休明けの火曜日。

痺れの件で朝、病院に電話して、予約外で診察してもらうことに。

午前中はコーチングセッション1件こなし、終わってランチしてすぐ出かけて、午後の診察で順番待ちした。

主治医がに会えなかったので他の先生だったけど事情説明して痺れのお薬を出してもらった。最低容量からスタート。
仕事の連絡も入り、ちょっとバタバタした日。
痺れ以外は全く元気で、帰りは少し寄り道した(笑)

■13日目〜21日目(トレーニング復帰、仕事、痺れのコト)


この期間、トレーニング復帰して、運動もよくした。

仕事のミーティングもパタパタと入り、以前お世話になっていた企業さんとの新規案件もスタートして仕事も進めた。

痺れ以外はとても元気!

薬を処方された時、眠気ふらつきが出ることもあると言われてたけど、ふらつきはなかったので良かった。
眠気は最初だけ結構感じた。
飲み始めた当初は、すごい睡眠とれた。

そしてこの期間にお風呂の給湯器が壊れて、夫が修理の手配に回ってくれた。

冬もキツイけど、夏にシャワーあびれないのもツライ。。
すごい慌てた。
業者選定していくつか見積もりとってすぐ来てくれるところに決めてあっという間に直った!

2週目の週末は涼しくなったので高齢の父母を連れて、お墓参りにも行った。

一緒に久しぶりにロイヤルホストでランチしたりして楽しく過ごした。

父母に心配をかけて申し訳ないと思いつつ、副作用期間があけると普段通り仕事をしているし、両親はいつもどおりな感じ。
あまり心配もされていないのがありがたい。
もちろん、会った時は過剰に心配しないようにしてくれているんだろう。

このあたりから痺れは変わらずなんだけど慣れてきて、くよくよするのを辞めたら、あまり考えないようになった。
薬は徐々に効いてくると言われているので、すぐには効かないと思っていたし、歩けないわけじゃないし、考えても仕方ないしで、諦め?か覚悟が決まったか?なのか、気にしないようになった。
もちろん、薬も効いてきたのか?(早いかな)、痺れが軽減されているような感じもある。

それより、新規のお仕事のことを考えたり、やることが沢山あってそちらに意識が集中している感じ。現に、仕事していたりミーティングしている時は全く気にならない。(笑)

仕事以外でもとにかく楽しいコトをどんどんやろうと思った。

そして、とにかく治療が終了したら全身の巡りと温めなどで改善に向けての対応策を考えようと思った。

この期間トレーニングもマイペースに取り組んだ。

トレーニングするととても体調が良い。
痺れも緩和する感じ。
ここで緩和するということは、この状態をいつも作れば良いということで、
結局、血流と温熱(冷えていない状態)なんだと思う。
トレーニング後に痺れが緩和する感じをずっと保てるように対策することなんだと思った。

この夏、手術後は本当に身体冷えてたなと思う。
(ほぼ9割冷房の影響で、後は入院での運動不足や薬など他、滞りだと思う。)
この冷えをこれからどうやって取っていくかが課題だなと思った。

運動は絶対。
食事で温めたり、呼吸法などで内側から温めたり。
物理的にカイロやホットパックなどで温めるのもいいし、血流を促すための姿勢の改善とか。
やれることはたくさんあって、くよくよするならそういったことを取り組んで行くための習慣づくりを考えようと思った。

この期間は仕事がはじまって結構忙しくしていた。
毎日制作し、時々コーチングセッションが入り、1日に何回かのミーティングなどでほぼ通常通りの毎日という感じ。

でも4クール目の洗礼を受けた副作用の1週間と足の痺れ。
それも数年後には「あんなこともあったな」となると思っている。

家も治療仕様になってたんだけど(2階の仕事部屋を使わず仕事も寝食も全部1階で済ませるようPC、本、洋服など全部持ってきてた:笑)、徐々に治療後のスケジュールを考えはじめて、1階も片付け始めた。
とにかく猛暑で各部屋に冷房をかけるのも非効率だし、治療の副作用中は階段の上がり下がりがツライのもあった。
リビング・ダイニングだけで生活した24年の夏。
絶対忘れない夏になった。

涼しくなってきたのもあり、次は5クール目で、もうそろそろ次を見据えようと思う。
来年の仕事の計画とか。

6クール終わったらとりあえず一区切り。

今は髪も眉毛もまつげも抜けて、身体も大リセット。

そうそう、家の片付けも実は進んでいて、けっこう不要なものは手放している。

すごく気持ちが軽くなる。

例えば開けてないけど使ってないものとか、1年使ってないものとか。
新品に近くてほとんど使ってないものを手放すのはかなり勇気が必要だけど、手放さないと余白はできない。
服や鞄などの全ての衣服類、雑貨類、食器類、仕事関係の書類整理。

年内いっぱい進めて、すっきりと身の回りを整えたいと思う。

髪が元通りになるには来年の春、初夏以降かなと思うけど、それまでは人生初めてのウィッグでロングヘアも楽しみたい。

赤い口紅、マニキュア、ロングヘア、つけまつ毛、やらなかったメイク、これまでなかったファッションも。

治療していたって何でも楽しめる。

わたしにとっては、本、映画、カメラ、相棒のMAC、海。
好きな趣味ややりたいことの勉強だってできる。

令和の現代、できないことなんてほとんどない。

海外とも繋がれる。

今あるものや手に入るもので何でもできると思えるか、
治療中で不自由、何もない、不足だと思うか。

それは自分次第。

人生何があっても自分と手をつないで楽しんでいればそれだけでいいと思う。


















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アサクラ トモコ
最後までお読みいただきありがとうございます!フリーランスのお仕事のこと、デザイン、創作、映像表現や日々の暮らし、考えたことなど何でも発信しています。コツコツ更新していきますので、良かったらフォローお願いします☆