遊びゴコロこそ、クリエイティブの原点〜デザイナー的ライフスタイルとほんの少しのデザイン論〜
noteで記事を読ませていただいている、茅ヶ崎のデザイナーさん(ALOHADESIGN)さんの記事を読んで、さっそくストアに見に行き、海と本が大好きなわたしにドンピシャのbookmarkを見つけてしまい…!
「これ欲しい!」と思ってポチりました(^^)v
わたし、昔から雑誌や本、ZINEが大好きなんです。
映画オタクだった当時のわたしは、ミニシアターや美術館、小さな書店や雑貨屋さんなどに足を運ぶたびに、映画関連のZINEを集めてまわってました。
手触りや紙のにおい、コトバの紡ぎ出す、世界観。
いつまでも大切にとっていた。
* * *
さて。
到着して封をあけてみると、どこか懐かしく洗練され研ぎ澄まされたデザインと手作りのあたたかさ。
手にしてみて、ワクワクする!
そうゆう、ものづくりの原点みたいなものをすっかり忘れてたな!と。
そう、遊び心こそ、クリエイティブの原点。
「ねえねえ、こんなのカッコ良くない??」ってゆうワクワクがはじまりなんだ。
そうだった!
海の近くに住んでいたい。
作業で疲れたらふらっと海に散歩に行く。
誰にも邪魔されず、ただ海の風に癒される、夕方の散歩。
音楽がいつも側にあって欲しい。
本と、コーヒーと、デザインと。
MACの前で1日の大半を過ごす。
そうゆうデザイナーとしての人生、わたしはやっぱりとても大切で、誇り。
そしてデザインを仕事にしている人たちのそれぞれの世界やライフスタイルや考えていることなどを知るのが面白くて好き。
そうゆう人たちと話していると、これまでもずっとそうだったけど、デザイナー同士、言葉にできない共通言語みたいなものがある。
洗練されたデザイナーさんのものづくりをじかに見て、思わず背筋がシャン!とした。
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ところで。
昔スクールでインストラクターをしていた頃から、デザインってどうやったら上手くなりますか?とよく聞かれてた。
まずは基礎を押さえることは必須。
(↓勉強をはじめたばかりだったら、個人的に最初の1冊にこの本はオススメ!)
昔、講座で教えていた時からよく使ってた本。
基礎や応用は努力でなんとでもなる。
ではその先は…?
わたしはこう思う。
たくさんのクライアントワークをこなし、仕事の規模の大小に関わらず、お客様のサービスをよく知って、どうしたらその商品やサービスの一番良いところが伝わるか、考え抜くこと。
お客様をよく見ること。
そして、良いデザインをたくさん見ること。
最初は良いデザインの優れたところをエッセンスとしてして取り入れながら、次第に自分流の味を作っていく。
そのためには時間がかかる。
よく、「3ヶ月で○○」とか、「簡単に!すぐに!」みたいな宣伝文句あるけど、早くカンタンに手に入れたものは、残念ながら錆(さ)びるのも早い。
AIやchatGPTで提案されたものもいいケドも、手と心でイチからつくられたものには、機械にはないその人だけを見て創作された、真の通った、味わい深い色が作品にのる。
「この方良いデザイナーさんだな」と思うのって、クリエイティブに愛がある。
その愛って、相手に良くなってもらおう、楽しんでもらおうっていう、おもてなしの心なんだと思う。
そうゆう心をデザインを通して丁寧に反映できるか。
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「簡単なモノで適当に早く」や「AIで自動生成されたもの」、にはその心が薄いか、もしくは通わない。
なぜなら、人間の心は機械ではないから。
ただそれが悪いというわけではない。
例えば、モノひとつとっても、100均は100均の良さがあるし、必要性もある。
早く安く簡単にのデザインが、予算やスケジュール感によっては、市場で必要な場合もある。
大事なのは、クリエイティブのニーズがどちらかを見極める、ということ。
顧客は定食屋で早く安く済ませたいのか、それとも高級フレンチが食べたいのか。
そこで入る店を間違えると、お互いに不幸になる。
高級フレンチには、場の提供にかかる様々なコスト面から、技術を獲得してきた修行の道のりと経験値、そして何よりフレンチの流儀があるからだ。
これはあくまで例え話だけれど。
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話戻って、デザインがゾーンに入って上手くノッた時の、「そうそう、これこれ。」というニヤリ感はたまらない。
それが上手くいって、初稿をお客様に見せた時の驚きと喜びの顔がたまんない。
それをまた見たくて、常にアンテナをはって筆を研ぎ澄ませるのが本物のデザイナー。
いい仕事の後は、ビールがウマい。
とことん、相手のためにおもてなしのココロをつくしてものづくりした後は、防波堤にどかんと座って遠くから海を眺めながら入れたてのコーヒー飲むか、地元のビールでも飲んでぼーっとする。
その時、FMからお気に入りの音楽、特に山下達郎か大瀧詠一でも流れてきたら、もう最高。
潮風と波の音、それに音楽。
誰にもじゃまされない。
そしてまた次のデザインがやってくる。
デザイナーほど面白い人生ってない。
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