見出し画像

不定愁訴

不定愁訴は治らないと思っていた。
そもそも医者でもないし、不定愁訴を訴える人と話す時は、なるべく症状ではない話題に目を向けるようにしていた。
多少不快であっても、生活するしかないのだからとも思っていた。
結構マッチョな考えだったと思い知る。

自分が何となくの不調を抱えて、それでもなんとかやり過ごしているけれど、ずーっとしんどいと縁が切れないのは本当に不快だ。愚痴りたくもなる。

寝ていれば治るわけでもないけど、どうしても横になってしまう。動けるけれど、動くと本当にしんどい。怠けでも筋力低下でも、理由はどうあれしんどいのだ。
頑張らざるを得ない時だけ頑張るために体力を温存する。
だけど、頑張らなきゃいけない時ってどこなの?
つい「仕事」に行く日とか思ってしまうけど、頑張りたくない。楽しいを犠牲にしてまで頑張らなきゃいけない日に照準を合わせるって事でいいのだろうか。

調子悪いから、暗い方へぐるぐると思考が巡る。
この不調のメリットは、動かなくていいことなのかもしれない。
こんなに寝てばかりいることに、仕方ないと思える理由。とはいえ、洗濯したり、なんか食べたりしているから、いつも通りな気もしてきた。
そもそも、いっつもこんなもんなのか。

せめてもう少し本が読める程度に回復したい。

いいなと思ったら応援しよう!