豊かに生きるとは
「働きたくない」
いつも浮上してくる悩ましい問題。悩ましいと感じるのは、それが「いけないこと」だとジャッジしているからで、なんかその枠を出たり入ったりしながら結局囚われ続けている。
「働きたくない」人は結構いて、検索するといろいろヒットする。
無職最高みたいなものも多い。「仕事に行かなくていい」と思うとプレッシャーがなくて快適、好きな時間に起きるとか自由とか、共感できることも多い。みんなそう思っているんだなと、ちょっと安心する。
そんな風に不毛なネットサーフィンをしていて目に留まったのが、こちらの記事だった。
気になって本を読んでみた。13年も前なのに、未だに結構読まれていてAmazonレビューも最近でも書かれている。
決してみじめな貧乏生活ではない。本当に楽しく「豊かに」生きているのだ。外食が難しいからと自炊するのだけど、その「本気度」がすごい。「天職はプータロー」と書いてある通り、この生活が向いているというか、やりたいことをつきつめてこの生活に至ったことがよくわかる。
いい。
しかも「やりたいこと」は、腹の声、本当の声をきちんと見極めているところがすごいところだ。見栄とか不安や焦燥からくる願望ではないことをきちんと見極めることができるって強みだ。
とはいえ、同じような生活を目指すかというと、やっぱり躊躇する。そもそもそんなに料理が好きではない。必要にせまられても、決定的に「生活能力」が欠けている自覚がある。「言い訳」なのかもしれないが、それがストレスになり、やりたいことじゃないのだ。
私には、内向的でありながら意識の方向が外向きという特徴もある。
もちろん、同じ生活を目指す必要はない。
ただ、望む生活を手に入れるヒントや「自分は」どうなのか、これはいいな、これは無理だなということがあぶりだされたことは成果だ。
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