表菅原こいこい

暦関係のあれこれを垂れています。

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最近の記事

絵暦のお誘い

来年2025年の大河ドラマ「べらぼう」の主人公は江戸の名プロデューサー、蔦屋重三郎です。 そこで皆さん、この年末年始は絵暦を描きませんか、というのがこの記事の趣旨です。 そもそも絵暦とは?現代のカレンダーは「今日が何曜日か」を縦覧できるようにしたものが一般的ですが、曜日で休む感覚のなかった江戸時代においてはそれよりも「今月は何日あるのか」が重要でした。なぜなら当時の暦は太陰太陽暦であり、現代のように「1月は必ず31日まで」といった常識が通用せず、年によって30日までだった

    • 『アイの歌声を聴かせて』はどれくらい未来の話なのか。

      皆さんは映画『アイの歌声を聴かせて』はご覧になりましたか。 もしまだでしたらぜひ見に行くことをお勧めします。 少なくとも私は今年一二を争う長編アニメ映画だったと思っています。 さて、このアニメを見ていてふと気になったことがあります。 それは「これは一体西暦何年の話なのだろう」ということでした。 多くのSF作品では『2001年宇宙の旅』や『2112年ドラえもん誕生』といった具合に「未来である」ということを示すために「それが何年なのか」を明示することがよくあります。しかし、この