抜ける作品とは
AVって画質や照明やヘアメイクが良くても、萌えるかといったらそうでもなく。画質が多少悪かったり、色温度が入り混じるミックス光で生々しい照明だったり、毛穴や産毛が見えてたりとか、クオリティが悪い方が萌えることもあります。クオリティを追求することが、必ずしも抜ける作品になるとは限りません。
世に出ている作品よりも、いまは自分が趣味で撮った動画の方が抜けます。それは自分の好みの相手に自分の好き勝手に撮ったから。良い機材でも撮りましたが、スマホで撮ったのが1番良かったです。世に出せたら良いのですが、その承諾をもらってないし、もらえません。
画質やボケあしや光の具合が綺麗だと、美しいんですが、抜きたいときは綺麗なものを見たいわけでもなく。特に鼻フェチって、美しいって思う対象の、醜い姿を見たかったりもします。最近は舌フェチの人と触れ合う機会が多いのですが、唾が臭うほどに興奮するのも似たような感覚なんだと思います。
あと、スマホは気軽に撮れるのが良いですね。プロの女優さんは、機材がっつりの方が燃えるのかもしれませんが、スマホの方がお互い身構えないと感じます。スマホもいまは複数レンズが付いてますし、アタッチメントでつけられるレンズもあります。画質も悪くは無いです。昔のAVなんかに比べれば全然きれい。
あと思うのは、現場感。思った以上にいろいろなものが写ります。表情だったり、動きだったり、画角だったり、音だったり、見えない空気感だったり、わずかに映り込むもの。そういったところまで作り込むには、映る前後のところまで気を使えるかが大事なんだと思います。
突き詰めていくと、いろいろな方向性で撮る必要はなく、同じ設定を深堀りする方がクオリティが上がると思います。でも、どんなに素晴らしい動画でも使うほどに飽きます。それは女優さんが変わるだけでも、また楽しめますし、同じ女優さんでも、同じ内容を少し深堀りすれば良いのだと思います。
だいたい自分がどういう方向性でどうやって撮りたいのかというイメージは固まってきました。半年、一年くらいのスパンでは本当にやりたいことに取り組めるとは思っているのですが、あとは運もあり。いまのできることで着実にこなし、実績と経験を積みがら、自分でも抜ける作品を世に出していきたいと思います。