うちの妻は扶養の範囲内でどのくらい働けますか?
「うちの妻は扶養の範囲内でどのくらい働けますか?妻のパート先に聞いたら『ご主人の会社に聞いて下さい』って言われたそうなんですが」
呆れて国税のサイトへのリンクを送って、「これを見て自分で計算して」と答えました。
まず間違っているのが、妻のパート先に聞いたこと。あちらも「知らんわ!」だったことでしょう。ただ、この時に自分で考えろと言って欲しかったですね。
次に間違っているのが「ご主人の会社に聞いて下さい」で、正しくは「ご主人に聞いて相談して下さい」でしょう。自分の年収ぐらいわかるでしょうから。人事は税務の相談に乗れませんし。
このような事を会社に聞いてしまう人は、扶養の有無で控除がどうなるか、本当に理解しているのかなと疑問に思うことがあります。まさか控除は税額から減ると思っていないでしょうね……。
妻が扶養の範囲を超えたとしても、妻の方にも基礎控除があるわけで。きちんと計算した上で決めればいいのに、と思います。でも私は、夫婦合算申告を推奨。〇万円の壁なんて言っていないで、税金も社会保険料も働いた分だけ納めればいいんですよ。早くわかりやすい公平な制度にして欲しいです。
年末調整が間違っていると思うのですが
一瞬ドキッとしますが、大抵は勘違いです。
「年末調整が間違っていると思うので、やり直して(検証して)もらえませんか。前年と比べて年収が5%上がっただけなのに、税額が15%も上がっているんです」(数字はテキトーです)
所得税の計算方法を知ってる?と聞きたい質問です。↑ こんな簡単な計算ではありませんので!
「この計算に則って給与ベンダーが計算しているので、どこかおかしい場合はその箇所を教えてください」
とリンクを送ると、その後の質問があったことはありません。
こんなに複雑なんだ……と諦めたのか、計算した上で納得したのか。少しでも税金に興味を持ってもらえると良いのですけれど、以前から吠えているように、年末調整なんてやめてしまえばいいと思っています。会社にやらせすぎですよ。全員確定申告にして、国税庁の雇用を増やせば良いのです。その時期だけならパートで働いてもいいか、という人もきっといるはず。
以上、人事が嫌う質問でした(私調べ)。
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