何のために生きてるのだろう

楽しかったはずの遊びが全部つまらなく感じるのはどうしてか。食べ物も、飲み物も、心躍らせてはくれない。ぼんやりとした不安ばかりに埋め尽くされている。いっそ、宇宙の彼方にでも飛ばされて星の一つになってしまえば、こんな気持ちにはならなかったかもしれない。誰かといられる環境で、誰とも寄り添えないことが悲しい。今、となりで何も言わず座ってくれる人がいたらどんなに幸福か。きっと私にはそんな相手訪れない。だって、そういうチャンスを踏み潰して1人を選んだのは私なのだから。

バーにでも行こうか。そう考えつつカップラーメンを食べた。お酒を飲んではいけないけれど、缶ビールを開ける。睡眠薬をたくさん飲んだらどうなるのか気になる。抗うつ剤をたくさん飲んだら幸せな気持ちになれるだろうか。外に出られるだろうか。明るくなれるだろうか。

めんどくさい奴。変な奴。そう言われると、いつも悲しい気持ちになる。もうそろそろ慣れても良さそうなのに、変わらない。それってある意味すごいことだ。
もっと忙しくしていれば、こんなにくよくよ悩んだりしないだろうに。毎日毎日、土日も関係なく働けば良いだろうか。そんな体力が私にあるとはとても思えない。

13の理由をまた見始めた。こんなに繰り返し同じドラマを見るのはクリミナルマインド以来だ。クリミナルマインドと違って、この話に明確な救いはない。愚かな若者たちの、羨ましいくらいの輝きを浴びる。銃乱射事件を模したシーンで、少し心拍数を上げて、キスシーンで冷める。その繰り返し。誰かをちゃんと好きになってみたい。臆病だから、きっとなれない。

こんなにも中途半端。何のために生きているんだろう。つらいことばかりだ。ずっと、ずっと。
世界で一番自分が嫌いになりそうな夜は、ワインの方が似合う気がする。

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