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Lacrimosa

このnote、もともとは
わたしのすきな音楽を紹介したいなという
なんともざっくりした思いから
始めることにしたのですが、、
なんとなく自分の中で、ルールというか
決めていることがあります。


まずひとつは、
評論や解説にはならないこと。


特にクラシック音楽は、
普段からクラシック音楽を聴いていなくても
お、この曲なんかいいな、と
少しでも思ってくれたらうれしいな、
という思いで書くことにしているので、
面白いなと思えるエピソードは紹介しても
うんちくは語らないようにしよう、と
思っています。
あと、わたしがニワカものなので
正しいことを言える自信がないのもあります。。


もうひとつ、
今のわたしの気分に
寄り添った曲を紹介すること。


プロフィールや近況報告に関しては
一応二の次、と思ってるのですが、
(昨日あんなに個人的なエピソード書いたのに)
曲の紹介の羅列にはならないように。
悲しい気持ちから選んだ曲でも、
楽しい気持ちから選んだ曲でも、
かならず理由に感情が伴っているように。
どこかで同じような思いをしているひとに
届くといいな、という淡い期待も
少し込めていたりします。。


さて、昨日もお伝えしましたが、
ここ最近、心の天気は
分厚い曇天模様なので、、笑


Mozart:Lacrimosa

モーツァルトのレクイエムより
Lacrimosa(涙の日)。

モーツァルトはこのレクイエムを
完成させることなく亡くなっていますが、
まさにこの曲の途中で命の火が消えています。

モーツァルトが作曲したのは
8小節目まで。
このあと、モーツァルトはどんな旋律を
書くつもりだったんでしょう。

レクイエムとは死者を弔う宗教曲。
形式もかっちりしており
あまりなまやさしい雰囲気ではないのですが、
この曲に関しては、
ただ人が人を思って涙を流しているような、
ただ別れを惜しんで涙が頬を伝っているような、
言葉にするのはむずかしいですが
「シンプルな悲しみ」を感じる瞬間があります。

モーツァルトの曲って、
演奏するぶんには
神々しさというか、雲を掴むような
とらえどころのなさを感じるんですが
(それで苦しめられるのですが)、
聴いているぶんには
あまりにもシンプルな感情というか、
ストレートな「良さ」がある気がします。

どうぞ、この曲を聴いて
シンプルな悲しみに浸ってみてください。。

はあ。。

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