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欠損角 feat. ボカロ子さん
とある作曲企画のお題「2・4拍子以外で作曲する」で作ったオリジナルです。 変拍子っぽさではなく漠然とした違和感と感じてもらえたら嬉しいです。7拍子から始まって、サビは5拍子です。 【歌詞】 言葉は空気の 波動だ だから音速で 飛ぶんだ 心は重さを 持たない なら光速で 飛ぶのかい 1G しかない ここから 飛び出せない 心が光速で 飛ぶなら 隣の銀河に 花束を 加速膨張する 世界 赤い光を 君は見たかい 計測 不可能な 欠損角で 僕らは動けない 心を 光速で飛ばすから 受け取って クオークの声 聴きたい ラプラスの悪魔は いない 超新星爆発 見たい 神のダイス 振りたい 心の あるがままに
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ジョビン:ディサフィナード
写経シリーズはいつもなぜか3曲で終わりになるのですが、ジョビン写経もおそらく最後の3作目です。 ポルトガル語で「アフィナード(afinado)」は「音程が合ってる」の意味なので、Desafinado つまりは逆の「音痴」という意味になります。 歌詞を紐解くと、「音痴ね」と言われて続けて「音痴にだって心があるんだ!」とブチ切れるという歌詞なわけですが、それをジョアン・ジルベルト等の全く「音痴」でない人が歌うギャップを感じながら元ネタを聞いたりするわけです。 それで、ここでは写経(=コピー)ではなく、カヴァーとして、ボサノヴァのリズムも使わず、静かな心の葛藤を表現してみたなつもりなのですが、みなさんの耳にはどのように感じるのでしょうか。子供に聞かせてみたら「夏が終わった後の海の家みたい」と言われたんですけど、確かにそんな感じするなー。
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ジョビン:イパネマの娘
夏の音楽といえばレゲエ・ラテンでノリノリってのも良いですが、ボサノバも良いものです。最近また自作曲が書けなくなってきたので、音楽写経を再開しまして、今回はブラジル音楽の超定番、アントニオ・カルロス・ジョビンです。で、曲は世界で一番カヴァーされている? と言われるほどの名曲です。ちなみにこの曲のポルトガル語の歌詞もものすごく良くて、イパネマの娘の歩く姿を見るだけで魅了されるけれど声をかけることもできないシャイな年頃の若者の気持ちが、なんでこんなにコンパクトなのに壮大な感覚に包まれるのか、偉大なる詩人ヴィニシウス・ヂ・モライスによるポルトガル語の宝石箱やー(彦摩呂風)という感じなので、ポルトガル語ヴァージョンを聞いたことがない方はぜひ一度聞いてみるのがオススメです。
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